第4話 契約と友愛とダンジョン発展
「つまりは先行投資が大事で召喚するタイミングを良く見計らえ、というわけか。なんか投資とタワーディフェンスゲームを混ぜたような感じがするな。」
「はい。マスターの記憶から直感的に理解しやすいようにダンジョンの機能を少し変更しましたので。」
「ん?マスターってなんだ?」
「それは貴方様が私のダンジョンのマスターになられたのでマスターとお呼びしているのです。そもそも私はこのダンジョンの1機能に過ぎないので。」
「なんとなく予想はついてはいたがそうだったんだな。あと今更な気もするがもう少し砕けた話し方にしてもいいんだぞ?私もこれから長くともにする人に常に丁寧語や敬語をつけるのはなかなかに疲れるからな。」
「ですが私は元からです・ます口調なのですぐに変えることは難しいかもしれませんが気をつけますね。」
「じゃあこれから頼むぞ?相棒。」
「はい。私で良ければ。」
なんて小恥ずかしいことを口走ってしまったわけだが、これからいろいろなことで協力を頼んだり一喜一憂する仲になるのだからこういうのも必要だと思う。と言って自分の心に言い訳をしてみたものの恥ずかしいものは恥ずかしい。
「そういえば全く話は変わるが、ここの時間の流れる速さと外の時間の流れる速さは一定なのか?」
「いいえ。ダンジョンルームでの時間の早さは自由に設定することができます。それこそできることやすることがなくて暇なときは時間を早めて無理やりやることを作ったり、逆に沢山の侵入者が来ててんてこ舞いになりそうなときは時間を遅くしてしっかりと必要なところに必要なアプローチをしやすくしたりなんてのもできますよ。」
「意外とそこら辺は自由度が高いんだな。じゃあ次にモンスターが召喚できるようになるまで私がしっかりと外の様子を確認できる中での最速にしてくれるか?」
「わかりました。では時間を早めますね。」
と彼女が言った途端スクリーンに写っているゴーストが高速で動き出した。おそらくは時間加速が始まっているんだろう。なんてことを思っていると急に画面がゆっくりになっていった。
「現在10日が過ぎ、新しくモンスターを召喚できますがしますか?」
「じゃあ次はスケルトンでも召喚してみるかな。よろしく頼む。」




