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異世界で記憶のない毒舌幼女とポンコツ魔術師。  作者: くるすみ。
はじまりはここから。
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異世界生活基本の「くつろぎ」


「どう?美味しい?」


家主がごくっとスープを飲み干し、ちまちまとスプーンでスープをすくって食べている幼女に問いかけた。昼過ぎの遅い昼食だが、幼女は一生懸命家主の手伝いをしてスープ作りに貢献した。


「味付けがぜつみょうです」


幼女の顔はスープのおいしさでとろけた顔をしていた。幼女の言葉に家主は嬉しがり、ひたすらに食べる所を見つめている。


が、ふと家主が口を開く。


「そういえばあれ、読んだんだね」

「え?」


家主が指差したのは、さっきまで幼女が熱心に読んでいた「週間オーク」の雑誌の山、そして幼女は片付けをし忘れた事に気づく。


「よ、読みました」


幼女は口を拭い、家主の写真が載った週間オークも直し忘れた事にも気づいた。家主にだけはあの写真を見せてはいけない気がした、何と無くだが心の底でそれだけはと思う自分がいる。


「そっか、面白かったかな?僕的には23号が一番いい記事だったと思うんだけど...」

「あ、あぁはい、面白かったです」


浮ついた返事の幼女に、家主はテーブルの席をたつと雑誌が散らばっている方へ向かう。


「あっ、まって、ください!」


幼女も慌ててたちあがり、駆け足で家主より先に雑誌の散らばる方へ向かった。



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