↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界で記憶のない毒舌幼女とポンコツ魔術師。  作者: くるすみ。
追憶の書。
PR
77/175

異世界生活始まりの「しりたい」

ブックマークありがとうございます。


とりあえず沢山の家具は箱に入れて家の外へ出して置くことに、これからオーク達の新しい家探しが始まります。


「何もそんな興奮するなよクロード、訳あって泊まってもらってるんだから。あぁそれより手伝ってくれないか」


「お、おいっ!引っ張るな!」

家主がクロードをぐいぐい玄関へ引っ張っていった。

「家主さん、クロードさんを何処に?」

「大丈夫、家具を運ぶの手伝って貰おうと思ってるだけだよ」


「おい家具ってなんの話だ、おいっ!引っ張るなっ」

「はいはい、クロード来てくれ」


クロードを家主は引っ張っていった。先程取りに行った家具の事だろうか、酷く怪我をしたオークが全て運んで来れたとは思えないし、逆に貧弱な家主に運べるとも思えない。


「魔術?かな」

幼女が家主とクロードを見送ると、後ろで申し訳なさそうにお母さんとお父さんが話しかけて来た。


「あ、あの申し訳ありません。私達が長居しているせいで...」

「あうー」


「本当は今日中にでも新しい家を見つけたかったんですが、怪我であまり動けず、私達の家具を同居人の方に魔術で運ばせてしまい...」


「気にしないでくださいっ、家主さんはポンコツなので、たまに魔術使わないと錆びつくんです」


「あぁ本当にありがとうございます。知り合いでもないこんなオークに良くして頂いて!」

「知り合いかどうかなんて関係ないです、だって...あ」


幼女の言葉が唐突に止まった。


「あの、どうかされましたか?」

「え?あっ、なんでもないです!」


へへっ、と幼女は頬を赤らめて笑う。お昼ご飯の時考えてしまってからもやもやしていた。


(どうして家主さんがあんなに優しくしてくれるのか分かった気がする)


幼女がどうして、会って1時間のオークを助けたのか、この家に連れてきたのか、それが答えじゃないの、と頭の中で誰かに言われた気がした。


幼女と家主の関係は、家主が幼女を拾った事から始まった。家主が幼女を助けたのは愛情じゃない、見ず知らずの人間に何の愛情も持てないだろう。


もし家主が幼女と出会い前からロリコンなら話は別だけれど。


でも家主は幼女と会ったばかりの時は、あんな気持ちの悪いロリコンじゃなかった。どちらかというと大人しく、でもたまにつまらない冗談をいう。あんなに明るいロリコンになったのは、幼女と暮らし始めてから。


だから拾ってもらえたのはーーー

「んー?うーん...」


分かったような気したのも束の間、頭がこんがらがってきた。こんなんじゃあ直接聞いた方が早いような。


腰に手を当てて悩んでいたら、玄関の扉がガチャと開いた。


「あれ、どうしたんだたい?難しい顔して」

家主がにこっと笑って入ってきて幼女の頭を撫でた、服に炭のような黒い汚れがついてる。


「おいお前、これはどうするんだ!」


幼女がクロードの声にビクッとして玄関を見ると、大きなランプが宙に浮いて玄関から入ってきた。そしてその後ろにクロードが立っている。


「あぁそれは外の茶色の箱に入れて、汚れないように袋も被せてくれ」

「あぁ、分かった」


「や、家主さん、あの浮いて...ませんでした?」

「うん。クロードはああやって物を浮かべる魔術が得意だから、ちょうどいいかなって」


「なるほど」


やはり重くて動かせない家具は全て魔術で運んできたらしい。お父さんオークも手伝おうとしていたが、家主に傷が開くと止められてたので2階で休んでもらった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小説家になろうSNSシェアツール
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。