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異世界で記憶のない毒舌幼女とポンコツ魔術師。  作者: くるすみ。
追憶の書。
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異世界生活始まりの「疑問」

偽物の宮廷魔術師達が、わざとかたまたまか胸の紋章を入れなかった理由。そして自分達を偽っている輩が事件を起こしているのに本物の宮廷魔術師達が動かない理由、どうしてでしょうね。


ブックマークありがとうございます。


「おーい、料理できたよー?」


家主が全品の料理を作り終えて、ソファに寝っ転がっていた幼女を呼んだが、返答がなくどうやら寝てるようだった。


「食べないのかい?ん?」

「んーっ、おなかいっぱい...」


「おーい」


彼女は寝返りをうって寝言を呟いた、僕は何度か彼女を揺するけど起きる気配はない。仕方ないなぁ。と料理を彼女の分の一旦冷蔵庫にしまい自分の分だけテーブルに乗せた。


「一人だけど、いただきます」


「ん、上手いなぁ」

自画自賛しつつ料理を口に運ぶ、今日は魚介のフライと特製ソース、コーンサラダ、スープに付け合わせのバゲットも用意した。


...2階から赤ん坊の泣き声がする、きっとオークの赤ん坊の夜泣きだろう。食事を食べ終わったら、片付けをして、今日は部屋が空いてないから彼女にはソファで寝てもらって、僕は床で寝るか。その前にもう一度オークの怪我の様子を見に行って...。



あぁ、そういえば、あれはどうしてなんだっけ。


ふと幼女に見せたあの事件の記事を思い出した、宮廷魔術師を偽った事件。

「どうして魔物の始末を...あのオーク達に懸賞金はかけられてないし、始末する理由もないのに」



(公にされた命令とか言うのは相手を脅す為の嘘だろうけど、宮廷魔術師を偽る理由が...)


でも、本当に宮廷魔術師と偽るなら、一番目立つ胸の紋章をどうして入れなかったんだろう。


宮廷魔術の国の紋章は金色の刺繍が施されており、特に宮廷魔術師として高い階級の者には真ん中に赤い花の刺繍が入られてる。


そういえば僕のにも花の刺繍入ってたな、今はクローゼットの奥にしまっている昔の僕の服。


「まぁ別にいいんだけど、そろそろ本家も動くべきだろうに...」



とりあえず今は気にせず食事を楽しむ事にした、今日はよく走ったからお腹が空いている、それこそお腹と背中がくっつきそうなほど。

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