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異世界で記憶のない毒舌幼女とポンコツ魔術師。  作者: くるすみ。
はじまりはここから。
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異世界生活基本の「ひみつ」

幼女は普段はお手伝いや散歩など、好きな事をしてますが、週に2日は家主から勉強を教わってます。基本的な服装は家主さんが選んだ青のチェック柄のワンピースです。



朝食を終えて、さっそく幼女は「週間オーク」に手をつける。カゴに纏めて古い順に入れられた雑誌は何枚にも重ねられている。


家主は朝食の後片付けを終えると用事で外に行き、幼女は留守番中だ。


「む...は?きく...る?」



だが肝心な字がなかなか読めない、この世界の字はやたらと特徴のある字ばかりで、読みづらい。今は家主からこの世界の字について教えて貰っているため、ある程度は読めるようになったが、難しい字はまだまだ読めないので飛ばして読む。


雑誌をこれでもかと顔に近づけ、1ページ1ページ目じっくりと目を通す。内容は難しいニュースばかりだが、ちゃんとした内容なのは幼女でも何となく分かった。


「あ、これこの前家主さんが話してた...」


それは王都で流行っている美味しそうで綺麗なデコレーションが施されたお菓子の数々の写真、ショーケースに入って売られているお菓子に幼女もすっかり心を掴まれていた。


「あ、こっちも家主さんが話してたやつだ」

まちがい探しや、ちょっとした占い、路地裏に出る幽霊の噂など。どんどん雑誌にめり込んでいく、これを誰が作ったかなんてそんな事はすっかり忘れていた。


オークの書いた記事といっても、幼女にとっては人が書いた新聞の記事と変わらないように思えた。



「読み終わった、つぎは...」


数時間かけてようやく一冊読み終わり、次は何となく一番古い雑誌に手を伸ばし、ぺらぺらとページをめくる。

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