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異世界で記憶のない毒舌幼女とポンコツ魔術師。  作者: くるすみ。
次のはじまり。
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異世界生活基本の「イレギュラー」

ここに来てまさかの家主の妹登場です。この妹が家主をロリコンにしてしまったのか否か?!(違います


ガチャガチャと夕暮れの窓の外から物音がする、家主が外へ出て数分がたった。幼女はテーブルに座り出された飲み物をストローで吸う。


「...」

「そんな心配しなくたって大丈夫だ」


クロードは、何も言わない幼女を気遣ってぐしゃぐしゃと幼女の頭を撫でる。少し安心したのも束の間、ぼーっとしている所でドアが開いた。


家主が帰ってきたのだ。


「!」

「ただいま」


いつもの優しい声と少しだけカッコいいと思っていたスーツ姿の家主が、怪我一つなく帰って何事も無かったように微笑み幼女の前に立った。


「家主さん...」


「ちょっと手間取ったけど、大丈夫だったよ」


そう言うとヘラヘラと笑いクロードからタオルを受け取った、よく見ると額に細かい汗が浮かんでいる、そして歩いてきて幼女と相席の椅子に腰かけた。


「街のやつには見られてないだろうな」

「あぁ大丈夫、ちゃんと隅っこで話はつけてきたよ」


「あのっ、何だったんですか?そのつけてきた人って...」


幼女はあたふたしながらクロードと家主の間に割って入る。


「んー僕の妹みたいな」

「いっ、いも...?!」


「でも養子だから血は繋がってないし、ほら僕家族の事もよく覚えてないからあまり自覚なくて、でも戸籍上は妹かな」


「な、なんで妹さんが?...」


可笑しい、妹なら覚えてなくても血は繋がっていなくても普通に会えばいいのに、幼女はそう感じた。

「まぁ、なんて言うかちょっと違いが生じて...」

「?」





家主がらしくない様子で言葉を濁し、出されたお冷やを飲み始めた。




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