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異世界で記憶のない毒舌幼女とポンコツ魔術師。  作者: くるすみ。
次のはじまり。
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異世界生活基本の「ふしんしゃ」


「え、あの...」


幼女は慌てて身を引く。これが家主さんがいうへんな人なのかな、とお守りの入ったリュックに手を伸ばした。


「わ、もしかして攻撃しようとしてる?!大丈夫、僕は何しないただの人間だよ?」

青年は慌てて両手を見せる、だが幼女は身を引いたまま。


「おうちの人にへんな人には近づくなって、言われたので」


ここで幼女のなんだかんだの律儀さが発揮される。


「あぁ、そういう人いるのか。残念」


青年は声のトーンを落としてそれだけ行ってコートを翻して去って行ってしまった。そういう人、というのは家主の事だろう。


「え...」


とりあえず助かったのかな、良かった。

幼女は心の中で安堵する、きっと今のは危ない人なんだろうなぁと思った。



幼女は時計に手を伸ばす、まだ約束の時間まで30以上はあるのでまだ色々と王都を見て回る事に決めた。



地図で指差した先は宮殿の近くに建設されている時計台、古くから何百年もの歴史があり観光の有名所でもあるらしい。


「ふんふ〜ん」



とんとんとステップを慣らして時計台の方へ歩いていく。



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