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異世界で記憶のない毒舌幼女とポンコツ魔術師。  作者: くるすみ。
次のはじまり。
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異世界生活基本の「であい」


「あらあら、かわいいお嬢ちゃんだこと」

「あ、それひとつくださいっ」


「はぁい、お嬢ちゃんかわいいからオマケしちゃうわね」


家主と別れてすっかり屋台に溶け込む、知らない食べ物や面白そうなオモチャがあるとすぐ目移りしちゃう。


「...」

近くのベンチにちょこんと座り、ざくざくと音を立ててオマケで貰った揚げ物を食べる、中身はよく分からないけど塩胡椒が効いてなかなか美味。



「それにしても、家主さんのお友達ってどんなひとなんだろう」


やっぱり一回会っておけばよかったかな。


「あ、でもおんなじような人だったら困る...」

あの超がつくほどのロリコン属性は二人もいて欲しくない、けどもしもの事がある。


「やっぱりいいや」

揚げ物を食べ終えて立ち上がる。


(あ、お城が近くに見える)


「わーっ、おっきい..!」

私が見上げても一番てっぺんはハッキリと見えない、そして大きな入り口の門の前には門番さんが立ってる。


たぶん一番上に立ってるのは、この国の国旗らしいもの。じっくりと宮廷を見上げていると家主さんの昔の話を思い出した。


「ここではたらいてたのかな」


きっと中には沢山の部屋があるんだろうけど、その中できっと家主さんは何年もずっとここにいたんだろうな。研究とかわたしにはよく分からないようなお仕事も、沢山こなして。


わたしの知らない家主さんのこと、私はまだ全然知らない。


(やっぱり、家主さんのお友達の人会ってみたかったな...)


なんて思っていると、気づくと横に人が立っていた。


「え...」


「こんにちは、かわいいお嬢さん」

隣に立った10代ぐらいの見た目の青年は、幼女の手の甲にそっとキスをした。


幼女はわりとなんでも食べます、というか家主が何でも食べさせますね。

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