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異世界で記憶のない毒舌幼女とポンコツ魔術師。  作者: くるすみ。
次のはじまり。
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異世界生活基本の「魔術」


「......」


青いペンダントに向かって手をかざしている家主、何か言っているようだが小さすぎて聞き取れはしない。


「?」


数秒してから成功したのか家主は幼女の方へ手を差し出した、幼女は半信半疑で家主の側により手を握る。


「目を瞑って」

「......」


言われたままに目を瞑る。



瞑った途端、体が宙に浮いた。目を瞑っているから定かではない、でも確かに体が宙に浮いてる。そしてそのまま幼女が昨夜経験した、あの強烈な眠気が二人を襲う。


「あ......」


不安になった幼女は、安心を手繰り寄せるように家主の手を強くにぎる。家主はそっと握り返した。視界は暗く、風の音だけが聞こえる。鼻をくすぐるのは夏の青い匂い。




「っ...!」

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