異世界生活基本の「戸惑い」
幼女は7歳ですが、そこそこの美人。顔立ちがハッキリしているので見栄えはするはず。髪は家主に手入れされてるのでサラッサラです。
べつに酷い出来ではない、むしろ店で売っていても可笑しくいと思う。
それは純白のシフォンドレス、丈は膝が見えるぐらいでハイウエスト。白が何重にも重なって涼やかに、胸元には細やかな刺繍が施されている。がっつり過ぎずドレスのボリュームは抑えめでどちらかというとワンピースのようだった。
「かわいい、です。家主さんがつくったんですか?」
「まぁね」
家主は得意げに笑ってみせる、幼女もキラキラした目でドレスを見つめていたが少し目が不安げに曇る。
「でも...これ似合いますか?」
「大丈夫、似合うよ。何てったってかわいいんだし、お祭りだからこれぐらい着飾る人は沢山いるだろうし、夜には宮殿で舞踏会もあるからね」
「ぶどう...かい?」
「ぶとう、ね。話さなかったけ、一部の貴族達だけが参加できるやつだよ。一般人も招待状があれば参加できるけどね」
「あぁそれと、今日は友人に会う予定があるんだけどいいかな?」
家主は自分の仕度をするため2階への階段へ向かう、途中振り返りそう告げた。
「べつに...」
良かった、というと家主は、それ着といてね。とだけ言い残して2階へ上がっていった。幼女は綺麗なドレスを見つめ直し、深呼吸してから着替えを始める。





