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異世界で記憶のない毒舌幼女とポンコツ魔術師。  作者: くるすみ。
はじまりはここから。
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異世界生活基本の「裏切り」


「うーん、残念。はいお菓子をあげよう」


そういうと家主はポケットから小さなクッキーの詰め合わせ袋を取り出して幼女に渡した。



「正解はそうだね、僕は覚えてないから人から聞いた話なんだけど、友達に魔法をかけられたらしいんだ」



「?」


「簡単にいうと、裏切られたんだよ」


「?」


幼女はますます顔をしかめた。




「うーん、そうだなぁ。つまり僕は記憶をなくす前はすっごい魔法使いだったらしいよ」



「え、えぇ...ありえないです」

「おっと、そこだけはちゃんと反応するんだね」



幼女はようやく声を出した、それでも戸惑いにあふれていた。



「でも本当らしいんだよね、元は宮廷に居たらしいんだけど...」


「お城ですか?」


「そう、宮廷で魔術師をやってたみたいなんだけど、その時に同じ宮廷魔術師といざこざを起こして魔法をかけられた」



らしい、と家主は最後に付け加えた。



宮廷魔術師といえば、宮廷で普段は宮廷周辺の警備や、知識を身につけ戦争など実践に備えて専用の練習場で訓練をしているひとたちの事。


宮廷魔術師は、魔術師の産まれだろうが誰でもなれる訳ではなない。選ばれようと力を尽くした者、そして選ばれた人のみその地位につける。選ばれた人とは言葉の通りで、毎年開催される宮廷魔術師になる(天才を示す)ための試験、そこには毎年百人を超える試験参加者が城へ訪れる。


ちなみに宮廷魔術師には十の席があり、それぞれ宮廷魔術師の中でも位がある。





そして基本的に、毎年の試験の平均合格者は「ゼロ」とされる。





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