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異世界生活基本の「記憶」
「知りたいかな?」
「なにを......」
家主は風に髪を弄ばれながら、雑誌を机に置き幼女に向き合った。
「僕と君は一緒だよ、仲間ってやつかな」
静かな夜にその声と木々の音だけが聞こえる。幼女の声は少しだけ震えていた。
「な、かま?」
「そうそう、マイヴィーナス。記憶がない者同士仲良くしようか」
ないものどうし。いままでただのロリコン《変態》だと思っていた家主が、毎日うるさいほど明るく軽快な話をする家主が、そんな事をいうことを信じられなかった。
「どうして、記憶がないんですか?」
それは聞いてはいけない気も、した。
「どうしてだと思う?」
「え、あ、えっと...あっ!」
幼女は一つの可能性にたどり着いた。
「わかったかな?」
「えっと、ドジして頭ぶつけたんですか?」
きっとそこからこの気持ち悪いロリコン属性も追加されたに違いない。





