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異世界で記憶のない毒舌幼女とポンコツ魔術師。  作者: くるすみ。
はじまりはここから。
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異世界生活基本の「おもい出」


「あ、お眠だったかな?」


「いえ......だいじょぶです」

家主が少し瞼の落ちてきた幼女の頭を優しく撫でる。家主に、入っても?と聞かれた幼女は部屋へ家主を入れた。



「いやー、食べた後にこんなに風が気持ちいいとすぐ眠れるよね!」



家主はははっと笑って窓から顔を出す。家主は月夜に照らされて、男だけど、美人という言葉がとても似合っている。



「で、話ってなんですか?」


今にも眠ってしまいそうな幼女はうとうとしながら、家主の方を見る。



「あぁ、そうそう。で、どうだった?」



家主は机の上に置いてあった週間オークを手に取り微笑みながら話しかけた。


「あ......」


「えと、よ、よかったです」



いきなり聞かれて言葉が思い浮かばなかったせいで、幼女自身もよく分からない幼稚な感想が出来上がった。



家主は少し心から笑った。


「そうか、それなら良かった」

「は、はい」



「あっ、あの昼に見たあの写真って...」


話題を繰り出す幼女、話は昼の家主の写真が載った週間オークの事だった。



「ん?あぁ、あの僕のそっくりさんみたいな人の写真かー、もしかしたら覚えてないうちに撮られたのかもね」



(覚えてない、うち?それじゃあまるで)



家主は思い出して笑っていたが、自分の事じゃないような言い方に違和感を覚える幼女。



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