ホットライン・オタク(お題:ホットライン、嫁/著者:ゆりいか)
今どきのオタクは嫁に対して二股も三股も、何股だってする。それが二桁に行くこともあれば、三桁だって不思議じゃない。
しかも、沢山新しい美少女が出てくるもんだから、過去の女と切り捨てて、新しい嫁を探しに行くのもオタクの性だ。
「いや~ドールズレーンのペドーイちゃん可愛いなぁ」
うさ耳幼女の駆逐艦のペドーイちゃん。ツンデレ巨乳の女騎士クッコロ。水色の髪が美しいクール系魔法少女の落田食酒。
俺の嫁は無数にいるわけで、オタクならば当然のこと。アイドル・キャラ一筋で、同担拒否ってやつもいるが……クッソ可愛い美少女がこんなに居てハーレムを考えないやつのほうが狂ってるわ! マジで。
「ネットを繋げば神絵師がいくらでもエロ絵を上げてくれる。良い世の中になり申したなぁ~」
SNSや大手イラスト・小説投稿サイト。ありとあらゆる媒体で二次創作は増えていき、それを同志達で共有する喜びは計り知れない。実に良い世の中になったもんだ。
ソシャゲだって、昔と違って爆発的に増えたし。そのおかげで、いろんな嫁と出会えたことは奇跡にも等しい。ほんと、昔はキャラが少なかったから。内輪で固まっちゃって、浮気はしちゃダメだって周りがそう認識してたしなぁ。
「懐かしい。藤宮エリオの失踪。この子、昔は大好きだったのになぁ」
ただ、昔読んだラノベやアニメ、ギャルゲをやってみると思い返してしまう。昔はこの子に惚れてたし、入れ込んでたなぁと思いだしてしまう。昔はめっちゃハマってたけど、今読み返すとすっかり熱が冷めてしまっている。
「もう一回、アニメも見てみるか」
そうやって動画配信サイトで見てみるが、どうにも思い出補正が強すぎて楽しく見れなくなかった。
昔は録画してた物を何度も何度もみて感動していたのに、不思議だなぁ。
「久しぶりにネットで二次創作探し見てるかな」
ネットであれば、誰かがまだ好きなままでいるかも知れない。世の中わからないものだ。
SNSで昔のキャラを持ち上げる人もいるし、新しいオリキャラを作った人もいる。
インターネットはオタクにとって命綱であり。そして、今嫁・元嫁にも繋げてくれるホットラインだと俺は思っているぞ。
今日もまた、マウスをカチカチと、キーボートをカチカチカチと鳴らす俺らがモニター越しに居る。




