第3話 回り始めた輪廻
あれから僕らは訓練場に足を運び、僕は煙の盾、心は回復薬の霧の能力を配給された。
「やぁ、久門君、チームへの能力の配給は終わったかい?」
「お疲れ様です。園田司令、たった今配給が終わりました。本日はどのようなご用で?」
「今後、君達はマギアフレームと対峙するかもしれないから、その前に見せたいものがあってね、付いて来てくれるかい?」
「俺達で良ければ」
僕らは訳が分からないまま校舎だったころ倉庫として使われていたらしい部屋の前にたどり着いた。
「私と一緒に校舎を改造していた久門君は知っていると思うが東君と柊木さんは知らないだろうから説明するけど、この部屋は改造されず元の倉庫のままだ」
「僭越がなら、司令、こちらの倉庫はなぜ改造を施さなかったのですか?」
「問題はそこなんだよね、まぁ、開けてみるといい」
僕は司令から渡された懐中電灯を手に恐る恐るドアを開けた。その先は薄暗く、糸のような物体が張り巡らせされている。
「東君、上を見上げてごらん?」
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
僕は思わず叫んでしまった。
「安心しな、ソイツは今停止しているから動かないよ」
「おい、優斗、大丈夫か?」
心が僕の元に駆け寄り天井を見上げた。
僕らの視線の先には糸で縛られ貼り付けにされた機械兵と思われる者だ。
「僕にでも分かる、このマギア粒子の量は…」
「そう、マギアフレームだよ」
「もしや、東北地方の被害が比較的に薄いのって…」
「既にマギアフレームが起動停止になっているからだよ」
「でも、なぜ停止したマギアフレームがこんな倉庫に?」
「それは私にも分からないわ、このマギアフレームはいったいここで何をするためにここにいるのかしら…」
これが「マギアフレーム」…これから戦うかもしれない相手はこれよりも威圧感があるのだろうか、そう思うと背筋が凍るような気がした。
キャラクター
「園田 優花」
•年齢26歳
•優斗達が所属しているレジスタンスの司令官
•最近、好物のショートケーキが食べれて無くてFチームに「ケーキを作る能力を開発しろ」と無茶を言っている




