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輸送艦オリオン~SF異世界に転生したら、女体化したうえ大型輸送艦の艦長になりました!最強輸送艦で商人プレイ!~  作者: 黴男
ε-エストジール帝国編(後編)

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261-大会当日

剣闘士大会は、帝都の中央部から少し外れた場所にあるスタジアムで行われた。

俺はアルと一緒に...ではなく、皇帝と一緒に会場へ向かう。

今日はベールで顔を隠した方がいいと言われたが、間違ってはいなかったな。

皇帝専用車両は多くのマスコミに完全包囲されながら遅々として進んでいた。


「アル!」

「あっ、リリーさん!!」


車両が会場に着き、俺が賓客用エリアへ入ると、アルがそこで待っていた。

シラルドもいる。

どうやらちゃんと食べているようでよかった。

一緒に上へと昇ると、そこはVIP席と呼ばれるような場所だった。

横を向くと、皇帝専用席が上に見えた。

皇帝はまだ登壇していないが。


「どこに座ってもいいんだって!」

「へえ」


つまりは貸し切りという事なのか?

それとも最初から自由席か?

見やすい上の列に、アルと一緒に座る。

シラルドは適当に下の方へ追いやっておいた。


「何かご注文されるものはありますか?」

「あ、だったらお茶を」


ウェイターが来て、注文はあるかと聞かれた。

俺は茶を、アルは炭酸飲料を頼み、さらにスナックまで頼んでいた。

無料ではあるらしいが、アルの場合は食べ過ぎると太る。

三つ目を頼むようなら止めよう。


「予選はもう終えてるから、今日来るのはガチの強者だぜ」

「ふーん、で、いつ喋っていいって言ったっけ?」

「あっ...悪い」


シラルドが馴れ馴れしく話しかけてくるが、俺は別にお前を許したわけではない。

勘違いしやがって。


「リリーさん...ナスカさんと仲良く...」

「五体投地して謝るなら許してあげてもいいけどね」


シラルドは絶対しないだろう。

無理にでも誤魔化して避けるはずだ。

プライドなんか無いように思えて、誰よりもプライドが高そうな人間だ。


「えっ、そんだけでいいのか!?」

「はぁ...」


訂正する。

やっぱりダメだ。


「あっ、始まる!」


その時、ブザーが鳴り響く。

俺が前を向くと、会場の上部にあるモニターが点灯し、そこにデカすぎるシルクハットという愉快な格好のおっさんが映った。


『紳士淑女の皆様、ようこそお集まりくださいました! 興行主のサルト・ランでございます! もはや毎度お馴染み、挨拶は全てカットして始めさせて頂きましょう!』


それでいいのか...?

しかし、シンプルではある。

すぐに対戦表がモニターに表示されていく。

その中にはケレン・ウィラーの名前もある。


「楽しみだね」

「うん!」


色々と茶番があった後、1試合目が始まる。

帝国騎士と、無名選手との戦いのようだ。


「賭けもやってるぜ?」

「やらないよ」

「へぇ」


少なくとも、帝国内ではお金に困る事はない。

ベットフェーズが終わると、すぐに試合が始まる。

遠目だとよく見えないが、互いの得物は真剣ではないようだ。


『では...開始!』


始まると同時に、騎士側が距離を詰めていく。

無名側はそれに対して、回り込むように回避し始める。

騎士側が足を止めると、無名側が一気に突撃していく。


「鍔迫り合い!?」

「止まる時のバランスの悪さを利用したんだな、やるじゃねえか」

「やけに詳しいね?」

「帝国のガキなら一度は憧れるんだよな」


剣ができるというわけでもないのか。

俺はそのまま視線を戻す。

無名選手はかなり頑張っていたが、最後には騎士に剣を弾き飛ばされて負けた。

流石に剣を職業にしている人間には勝てないのか。

試合のルールは、とにかく戦場において死を意味する状態に陥る事らしいので、

剣を失う、手放す事や、致命的な負傷、降参などだ。

今日は全部で5試合行われるというし、楽しみだな。

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