↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
夢のステージへの思い  作者: あいぼ
第2章 初舞台編
PR
45/51

第44話:小さな衝突

翌朝、家の中は少しだけ静かだった。


母も美咲も、昨日のことを気にしているのが分かった。


けれど、どちらから話しかけることもできない。


そんな空気の中で、美咲は靴を履いた。


いつもなら「行ってきます」と言うだけ。


でも今日は少し迷った。


「……行ってきます」


小さな声。


すると少し間を置いて、母が返した。


「気をつけてね」


たったそれだけ。


でも、その言葉に少しだけ温かさがあった。


完全に分かり合えたわけではない。


昨日の問題が消えたわけでもない。


それでも、何かが少し動いた気がした。


練習へ向かう道で、美咲は考える。


自分の気持ちを伝えることは怖い。


相手が大切な人なら、なおさら怖い。


でも、言わなければ何も変わらない。


それは玲奈に一歩近づこうとした時と同じだった。


逃げずに向き合う。


その小さな積み重ねが、自分を変えていくのかもしれない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。