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夢のステージへの思い  作者: あいぼ
第1章序章〜基盤編
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第30話:次の一歩

練習が終わったあとも、美咲はすぐには帰らなかった。


誰もいなくなりかけた部室で、一人だけ残り、静かに床を見つめる。


体は疲れている。

それなのに、不思議と心は落ち着いていた。


玲奈の言葉が、何度も頭の中で繰り返される。


「続けてるだけ」


特別なことは何も言っていない。

けれど、その一言は確かに重かった。


今までの自分も、確かに続けてきた。

それは間違いじゃない。


けれど、これからは少し違う。


ただ繰り返すのではなく、自分で選んで続けていく。

逃げるためでも、なんとなくでもなく、“近づくために”続ける。


その違いは小さいようでいて、大きな意味を持つ気がした。


ゆっくりと息を吐く。


胸の奥にあった焦りや迷いが、少しだけ形を変えていく。


まだ足りない。

まだ遠い。


それでも、止まる理由にはならない。


美咲は静かに立ち上がった。


そして、もう一度だけ鏡の前に立つ。


さっきよりも少しだけ、前を向いた目で。


次の一歩は、もう迷っていなかった。


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