表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2ギャルが勝ち 〜因習村ジェノサイドRTA編〜  作者: 結城 からく


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

4/7

第2話 後編

 その後、二人はミホの実家に放火して家族を抹殺した。

 さらに元締めである半グレ組織に狙いを定め、末端から幹部まで無差別に襲撃していった。

 数多くの報復や暗殺を乗り越えた末、サーヤとミホはついに組織のトップまで辿り着く。


 廃墟と化したラブホテルで、トップの男は見苦しく喚いていた。

 瓦礫に倒れる男の脚には銃創があり、自力では立つことができなくなっている。

 サングラスを外した男は、涙を流して謝る。


「ご、ごめんって。恨みがあるなら謝るからさ。許してくれよぉ……!」


「だめでーす」


「殺しまーす」


 サーヤの撃った弾が、男の右目を貫いた。

 続けてミホの斧が首を刎ねる。

 噴き出した血がアスファルトの地面を彩った。


 死体を軽く蹴ったサーヤは、拳銃を仕舞って伸びをする。


「これで終わりかー」


「あっけないね」


「うんうん。何回か死にそうなったけど、結局なんとかなったし」


 サーヤはボロボロのベッドに腰かけた。

 彼女は深々と息を吐いた後、憂いを帯びた目でミホに尋ねる。


「次はどうする? 今度こそ自殺する?」


「新しい悪党を探す。うちらで日本を平和にしようよ。正義のヒーローになるんでしょ」


「いいねー! 賛成賛成っ!」


 二人はスマートフォンで全国のニュースを検索し、標的に適した犯罪者を探し始めた。

 候補になり得る人間を見つけると、互いの画面を見せ合って確認する。


「この人とかどう?」


「うーん、イマイチかも」


「だよねー」


「じゃあこっちは?」


「悪くはないけどなぁ……お?」


 悩むサーヤが部屋の端に視線を向ける。

 そこには雑誌が捨てられていた。

 サーヤは砂埃を払って表紙を見やる。

 その雑誌は都市伝説を扱ったものらしく、胡散臭い見出しや安っぽい宇宙人の写真が並べられている。


 サーヤは無言でページをめくり、真ん中辺りで手を止めた。

 その記事のタイトルは「狂気! 悪霊に憑かれたカルト島!!」だった。


 横から覗き込んだミホは怪訝そうに呟く。


「悪霊……カルト島?」


「なんかヤバい儀式とかやってるみたい。攫った人を食べてるんだって」


「それ本当なの? 嘘なんじゃない?」


「どうだろう。実際に行ってみたらわかるよ!」


「確かに」


「それじゃあ準備しよう!」


「おっけー」


 意見が揃った二人はハイタッチをする。

 次の標的が決まった瞬間だった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ