第三十八話 山
山!!!
マウンテン!!!!
....ナニコレ
"僕"はコーラを飲み干した。
やはりこの暑い日にはコーラは不可欠だ。
うちにはコーラの在庫なら無限にある。
そういえば最近、神と会っていない。
というかそもそも、結果市に行かなくなっていた。
なぜだろうか?考える前に答えは出た。
部活だ。
今までならどんなに長引いても17時には帰れていた。
しかし最近は、新人総体も近いということで夜まで練習することが続くようになった。
部活が休みの日は、普段なかなかできない分の勉強もしなければならないため、結果市に行く余裕がなかったのである。
今頃神は何をしているのだろうか。
多分、呑気に家でテレビでも見ているのだろう。
――そんなことを考えながら、テレビをつけてみた。
画面がチカチカ点滅している。それに、音もガサガサとした、とてもきれいとは言えない音だ。
そりゃそうだ。だって、家のテレビは10年以上前に買ったきり買い替えていないのだから。
むしろよく動いているなと思う。
新人総体も終わり、最近は暇な日が増えた。
周りのみんなは友達と遊ぶからって忙しそうにしているというのに、僕は大した友達も持っていないため遊ぶ相手がいない。
暇だな。
出かけてみるか。
そう思って、なんとなく山が見える方向に歩いていった。
この街には、唯一とも言えるような山がそびえ立っている。
山と言っても、標高は100mあるかも怪しいくらいの山だ。
ちなみに、僕の通学路もこの山のふもとを通る。
途中で図書館に寄った。
「こんにちは〜」
「あらあら、こんにちは。いつもありがとうねぇ。」
僕は図書館が大好きだ。
通いすぎたがゆえに、図書館を管理しているおばあさんと仲良く話せるレベルに到達していた。
「いえいえ、こちらとしても助かってますので。」
「そうかい?というかそもそも、あれはいつもどこから仕入れてきてるんだい?」
「それがですね...1ヶ月ほど前から、急に毎日届くようになったんですよ。どうやら僕の友達が間違って定期購入を申し込んでしまったとか...」




