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学年一の才女を拾ったら癒されました  作者: PPHiT
第三章

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幕間 九州の友達

 Side:南雲 瀬那


「めんどくさいことになった……」


 朝食後、電話を受けて席を立ち、自室へ入った朔也くんが、げんなりした顔でリビングに戻ってきました。


「面倒って……どうかしたのですか?」

「あぁ……口に出ていたのか。いや、友達から電話で依頼が入ってな」

「友達!?」


 独り言だったらしく、私が反応したことに驚いていた朔也くんの言葉に、今度は逆に私が驚かされました。

 友達……前川さんや森田さんなら『浩紀』や『和人』と言うはずです。……他にも友達がいたのですね。


「驚きすぎじゃないか?」

「あ、すみません。その言い方からすると、前川さんや森田さんではないのですよね?」

「あぁ、そうだな。……中学からの友達……うん、友達からだ」

「えっ!?」


 中学からというと、あの事件に関係しているのでしょうか……。

 自然と、きゅっと彼の手を握ってしまいました。朔也くんの過去に触れる話題は、どうしても胸がざわつきます。今の彼が隣にいてくれるとわかっていても、過去の傷まで消えたわけではないのですから。


「あー、違う違う。心配しなくて大丈夫だ。中学からの友達だけど、別の学校だからあの件とは全く関係ない。むしろ、ああいったことは嫌いなタイプだしな。ただ、九州にいるから、滅多に会うこともないけど」

「そうなのですね、良かったです。……それで、依頼とは何のことでしょうか?」


 内容を聞いて良いかわかりませんが、尋ねるだけなら問題ないはずです。

 そもそも高校生に『依頼』って……朔也くんだからと納得してしまうのも、仕方ないですね。


「うーん、何て言ったら良いかな。まあ、特殊なアクセサリーってところかな」

「特殊?」

「そそ。一応、前に準備していたものがあるから、そこまで時間はかからないと思うけど……。どうやって送ろうか。そうそう壊れるものでもないしな……」

「?」


 歯切れの悪い朔也くんの言葉に疑問を浮かべるも、それ以上話すつもりはなさそうでした。

 ……特殊なアクセサリー。

 その言葉だけで、なぜか嫌な予感と少しの期待が同時に湧いてきました。

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