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海の民 第一章  作者: 来栖 傳
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戦略 その2

なるべく簡潔に書きました。

地理的な補足などは、ゲームシナリオ作成時にでも補記します。

ああっ、この拙文はゲームの企画と主題歌の作成のための道しるべでも有るのです。

説明が不足しておりました。

タジカヲは正確に理解していた。

戦勝条件は包囲による敵の降伏と、貿易条件を餌にした円満な和解である。

どこが本拠で有るかもしれない「海の民」への報復戦??有り得んべ


または次のいくさも見据えての徹底抗戦??民草から、見放されるわ(怒)


ここを勝機としての、徹底殲滅???復讐の鬼と化した「海の民」に蹂躙される自国の姿しか見えん…


第一、何しに今頃、攻めてきた?長年平和に「棲み分け」をしてきたと言うのに?

「故地への帰還」

もしかすると敵王家にも、事情が有るのかもな…

当家にも、こちらの帝家にも事情があるように。


一瞬で状況を再確認した彼は、まずは情報収集を指示した。

結果は暗澹たるものであった、北の封鎖線は、「ほぼ同数の投降者」によって、ほぼ機能不全に陥っているとのことである。


これで包囲は無くなった、余剰の船団が外海に逃れれば、敵は継戦能力を取り戻すであろうし、援軍も当然のように送り込まれるだろう。


では、何故?敵本陣が突出する????


時間稼ぎの一策か?

それとも意地を見せるつもりか?


その刹那、タジカヲの背筋が総毛立ち、思わず立ち上がると敵の闘気を見定めようとする。

「うむ、いかん。あれは精兵も精兵じゃ。北のさぶらい共でも、無理であろうな…」


全ての勝利条件が敵の掌の上にあると知り、老人はこの戦が始まって以来の方針転換を命ずる。

「降伏の使者を送れ、命には心配があるまい。なるべく本家筋が望ましい」

直卒の部下たちは復唱するやいなや四方に散った。

彼らには出陣前より、敗戦時の戦略も徹底させていたのだ。

「くくく、むしろこの展開の方が滾るのう…」

追加の命令をいくつか発しながら、老いた将はほくそ笑む。

「さて、その姿を見せてもらうぞ」

寡黙な従卒が北の戦線を覗こうかとするように、大げさなしぐさをする。

「時も合わせ、おはや犠牲は不要とでも言うかの様だな」

タジカヲもそれと察し、遠方を望むと、感服したというような、あきれたともいうような所作が見られた。


この時の彼の脳裏には、敗戦を好機として、国の実権をいかがせんと言う方向に思考が進んでいて、いわゆる敗軍の将という態度では決して無かった。

「ふたつ、みっつの席は変えねばなるまい」

それは彼の家にとっても「痛み」を伴うものでもあった。


「まずはお手並み拝見…」

ワインが美味しすぎるものの、何も食べないまま飲むのは身体に悪いな~と思っていたら、粒あんパン(ヤマザキ)が届いておりました。

ワインの甘さと粒あんの甘さが相乗効果です。

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