戦略その1
大逆転の説明回となります。
本日23時49分となりましたが、ひと眠りしましたので、すこぶる快調です。
思わずネットスーパーお奨めの発泡性ワインを開封してしまいました。
甘口のロゼです。美味し…
敵将アンベの戦略は寡兵が闘うには、理想的なものだった。
第1段階 大軍に同時多方面進行を許さないように、水際での防御を徹底
第2段階 中枢部への最短は、北の港と誤認させて誘導。湾内深くに招き入れ、対陣
第3段階 湾内からは山が邪魔で見えない海域で補給を拿捕
第4段階 兵糧攻めで動揺している敵を包囲して、降伏勧告
タジカヲ自身は包囲殲滅まではやり過ぎと思っていた。
なぜなら物見の報告で敵の本陣に「白い女」「輝いている女」の存在が確認されていたからである。
交流こそ無いものの、この数十年前に海の国に現れた「特別な存在」のことは伝わっている。
どうも海の民は王族を戦場に出すことに、ためらいはないらしい。
瑞穂の国も、昔はそうだったから、よくわかる。
「勝ち負けよりも、大事な機微があるよな。やはり」
すでに包囲の戦船は、出航済みの時間帯である。
彼は今回も自身の軍略により、外敵を防げそうなことに安堵を…
「申し上げます。北の封鎖線に異常が起きているようです」
「今、行く」
まさか、ここからの逆転は敵兵が二倍であっても難しいことを、彼は知っていた。
「異常か…もしかして、いにしえの英雄でも、かの軍に居るとでも」
幕舎から出た彼の見たものは、昨日までと変わらぬ敵陣と北の封鎖線で起きていると思われる、異常な停滞であった。
「報告します。敵本陣、当方へ移動と思われます」
伝令の言葉を聞いたその瞬間に、彼は己が策が破られていることを察知した。
「本陣を固めよ。奴らは博打に出たようだ」
その間にも、港には味方の伝令船が続々と押し寄せてくる。
調子に乗って「戦略その2」も書いてみよう。




