第97話 お団子
一仕事終えた後はやっぱり甘いものでしょう。
今猛烈にみたらし団子が食べたい。
クリームあんみつも可…
お団子作ろうかしら。
「コーデリア嬢、私とギルバート殿下はしばらくこの者たちに用があるから、先に屋敷に帰っていてもらえるかな?」
リュカ様が、すっかりしおらしくなった犯人達を前に悪い顔をしている。
「わかりました。ではカロンと帰っていますね。」
2人の分のオヤツも用意しよう。
屋敷に帰ると、カロンも台所についてくる。
きっと働いたから何か美味しいご褒美が出るに違いないと思っているのかも。
「何つくるの?」
カロンがワクワクと覗き込んでくる。
「お団子よ。」
「おダンゴ?」
「ええ、甘くて美味しいからきっと気にいるわ!」
「ふーん。」
興味無さそうな口ぶりとは裏腹に、いそいそと手を洗いに行く。
どうやら手伝ってくれるようだ。
基本的なお団子の材料。
上新粉
白玉粉
熱湯
みたらしの材料
きび砂糖
醤油
みりん
昆布出汁
クリームあんみつも作りたいから、白玉も作ろう。
白玉の材料。
白玉粉
豆腐
水
上新粉と白玉粉を本を開いてさっと作る。
ちなみに、上新粉は普通のお米から作られる粉で、白玉粉は餅米から作られる。
米を洗って乾燥させたものが上新粉。
餅米を水を加えながらドロドロに挽いて乾燥させたものが白玉粉だ。
「何すれば良い?」
カロンが腕まくりをして待機している。
白玉作っていてもらおう。
白玉は作る時に粉と同量の豆腐を使うとモチモチツルツルになって美味しい。
「じゃあ、この粉と豆腐をこねてもらえるかしら。それで、私の耳たぶくらいの柔らかさになるまで練るの。水は一度に入れないで、硬さを見ながら足してもらえるかしら?」
「わかった。」
カロンは熱心に混ぜ始める。
その間にお団子を作る。
上新粉だけだと硬いので、白玉のもミックスしている。
まずは熱湯を加えて混ぜて…
次に蒸す。
それをよくついて…
形を丸める。
「できたよ。」
「良さそうね。それなら、次にこのくらいの大きさで型はこう丸くしてもらえるかしら?」
「わかった!」
何やらコネコネは意外にもお気に召したようだ。
カロンが丸めたものをどんどん茹でる。
「できたわね。」
あとは具材。
食べたいし、本でさっと作ってしまおう。
みたらしのタレたっぷり
きな粉
あんこ(つぶ、こしあん)
アイスクリーム
抹茶アイス
スイートポテト
黒蜜
「あの小僧どもが帰るまで待ってるわけ?」
ソワソワとしたカロンがちょっと可哀想だ。
作ってくれたし、先に食べていようかな。
個人的に、アツアツスイートポテトに抹茶アイス、白玉団子、あんこ、黒蜜の組み合わせは大のお気に入りだ。
美味しすぎてアツアツスイートポテトと苦い抹茶の組み合わせはいつまでも食べていたい味わいだと思っている。
今日はお団子の気持ちだからお団子から食べるけどね。
「先に食べて待っていましょうか?」
「!!……。そ、それならさ。こんなよくわからない食べ物、食べ方教えてもらわないと、食べられないよ!」
早く食べたい!!と言う顔をしている。
「オススメ作ってみようか?」
カロンは無言で高速で頷く。
「はい、スイートポテトパフェとみたらし団子。」
みたらし団子には溢れるほどにタレをかけている。
甘党な彼ならそれで大丈夫だろう。
「あ、パフェにはこの黒蜜をお好みでかけてね。」
黒蜜を渡す。
渡した瞬間から素早くパフェをモリモリ食べ始める。
いたく気に入ったらしく、そのまま、今度は大きな器に山盛りにパフェを作り始めた。
自分も久しぶりのお団子を食べる。
「ん!!やっぱり甘辛は最高!!」
つきたてのお団子の柔らかさと出来立てのみたらしの相性は素晴らしい。
ついつい、次々に食べてしまう。
そのあと、ギルバートやリュカ様、メルヴィンも合流しみんなで楽しくお団子パーティーになったのだった。




