#36 西の地へ
やっと書き上がりました
それでも未だスランプに変わりはない……
考えはあるのに、文章にならない
西の地方は、とても涼しく山々には色とりどりの紅葉が見受けられる。地面に敷き詰められた鮮やかな落ち葉の絨毯を踏みしめ、ノエルたちはベリアルの屋敷にたどり着いた。
事は遡ること2日前――――
西の地方にある巨大な湖のそこに、これまた巨大な闇の狭間が確認されたと報せが入った。現地の調査員がしかと視認しており、さらに拡大の一歩を遂げているという。
早急に処置をしなければならないということで、僕に話が持ちかけられた。二つ返事で頷こうとした時に、その場にアシュタロスさんが現れ、僕にしばしお説教をしたのは言うまでもない。
今回ばかりは僕の命に関わるほどの規模らしく、たとえブレスレッドをしていても、それに変わりはないそうだ。
でもだからといって、僕以外にはこれといった手もなく、僕が行くことはもはや決まったも同然だった。
それから丸一日、話し合いが行われ今こうして僕は西の地方にいるわけです。
本当はすぐにでも闇の狭間を浄化しないと、って思ってたんだけど、移動の疲れもあるだろうということで、今日はベリアルさんのお屋敷にお世話になることになってる。
「はじめてだなーベリアルんとこ来るのー」
「そうなんですか?」
「あんまり人呼ばないんだよー。引きこもりだしさー、俺も王宮で2・3回あっただけだしー。アシューは何回かあってるでしょー」
「アシューと呼ぶな。昔からの腐れ縁だ」
眉間にしわを寄せて、僕をはさんでアモンさんを睨みつけるのは今回同行してきたアシュタロスさんだ。
アモンさんは前回に引き続き僕の護衛、そしてアシュタロスさんは今回の僕の補助らしい。
ベリアルさんの屋敷に着くと、アシュタロスさんがなれたようにチャイムも鳴らさず、ドアを開けた。驚きつつそのあとについて中に入る。
「ノエルーひさしぶりー!!」
「うるさい」
「ごふぅっ?!」
「シャ……シャックスさん、お久しぶりです。大丈夫ですか?」
入ったとたん、待ち構えてたのか現れ僕に飛びつこうとしたシャックスさんだったけど、僕の手前にいたアシュタロスさんに、頭に手刀をくらってました。
「相変わらず節操がないねー。自業自得っ」
「アモン!!楽しむな人で!!アシュタロスはなんなんだ!!」
「早く案内しろ」
「ひっで。ノエルまた後でゆっくり話そう、俺の部屋で」
「俺も行くー」
「来るな!!ったく……ベリアル様んとこ案内するよ」
頭をさすりながら、二人に悪態を付いたシャックスさんは、屋敷の奥へとボクらを案内するために先へと進んだ。




