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Rewrite : Let's Monster Battle〜無限の可能性 進化と退化の軌跡〜  作者: 夕幕
第7章 ギルドバトル

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第85話 矛盾対決

「さあ、待ちに待ったこの時がやって来ました!第一試合を戦う四人の入場です!まずは東側、鬼姫から姫島莉菜、オリヴィア・ブラウン」


 実況のステラがスタジアム全体に響くと同時に莉菜とオリヴィアの入場する。

 それに合わせて二人のタッグEトーナメントでのバトル映像が映し出される。


「西側、対するリベリオンからウィリアム・キング、シャーロット・グリーン」


 ウィリアム、シャーロットはタッグバトルの映像ではないけど、それぞれのバトル映像と共に入場する。


 スタジアムは盛大な歓声に包まれる。

 四人の顔には緊張は見えない。

 寧ろ楽しみといった感じが見て取れる。

 四人とも準備が完了したところで遂に戦いの火蓋が切られる。


【第一試合 姫島莉菜&オリヴィア・ブラウンVSウィリアム・キング&シャーロット・グリーン バトルSTART】


「降臨せよ、エルナ!」


「君臨せよ、カーラ!」


 このタッグバトルは一人1体だけモンスターを召喚する。

 この後に行われるバトルとは少し違う。

 そのため、最初からそれぞれのエースが登場する。


「薙ぎ塞がれ、タロス!」


「降臨せよ、アルテミス!」


 タロスは、前身を覆えるくらい大きい盾と棍棒持っている。

 その上で全身フルプレートアーマーを装備した重鋼戦士。


 純白の髪と翼をキラキラ輝かせながら、登場するアルテミス。

 その翼はエルナと同じ天使であることを示している。

 アルテミスもまた身の丈ほどの大盾を持ち、腰には長剣を携えている。


「タロス、『重戦車』『鉄壁』『装甲復活』!」


「カーラ、『悪魔の祝福』……」


「アルテミス、『キュアヒール』


「『ナイトメア』!」


 開幕と同時にタロスとカーラが動く。


 タロスは自身にバフを付与した。

 攻撃を受ければ受けるほど攻撃力が上昇する『重戦車』。

 物理と魔法、両方の防御力が大幅に上昇する『鉄壁』。

 継続回復を自身に付与する『装甲復活』。


『悪魔の祝福』でタロス、アルテミスにデバフ・状態異常を強制付与する。

 それをアルテミスは『キュアヒール』を使って解除した。

 そのため、『ナイトメア』はタロスにだけ直撃した。

 だが、タロスのダメージは微々たるものだった。


「カーラ、タロスに『ダークウェーブ』『ダークボール』『ダークトルネード』!」


「タロス、『チャージカウンター』!」


 エルナとアルテミスは動かない。

 カーラとタロスの一騎打ちに近い状況。


 タロスの防御力の高さ。

 それを目の当たりにしたオリヴィアが狙いをタロスに決めた。

 デバフで徹底的にステータスを下げ、状態異常のスリップダメージで継続回復を上回るダメージを与える。

 オリヴィアの作戦はシンプルだった。


 ウィリアムはオリヴィアの作戦を全て見通した上で攻撃を全て受け止めさせた。

 莉菜はこれに言葉にできない小さな違和感を感じていた。


「カーラ、『ダークランス』!」


「タロス、叩きつけて!」


「……!?」


 オリヴィアと莉菜は察した。

 ウィリアムがカーラに対して近接戦を誘っている。

 まるでエルナが眼中に無いような戦い方。

 オリヴィアはこのまま距離を置いたまま戦うべきか悩む。

 時間が経てばアルテミスによってタロスに付与したデバフ・状態異常が解除される。

 その結論に至り、魔法のクールタイムが明けるのを待たず攻める決断をする。


 刻一刻とタロスのHPは状態異常のスリップダメージで削られていく。

 アルテミスとエルナら傍観に徹したまま。

 カーラは単身、タロスに接近する。


「カーラ、『闇刺突』『連続突き』!」


「タロス、『重鋼破砕(じゅうこうはさい)』!」


 真っ直ぐ突っ込んだカーラの槍をタロスはスキルを使わずに盾で受け流した。

 勢いよく突っ込んでいただけにカーラは隙だらけの姿を晒した。

 そこにタロスの攻撃をノーガードで受ける。


 タロスの圧倒的防御力。

 カウンター系スキルの発動から受けに徹するモンスター。

 そう誤認したオリヴィアの判断ミス。


「カーラ!」


 オリヴィアの声がスタジアム全体に響く。


「アルテミス、『ホワイトノヴァ』!」


 直後、アルテミスが動く。

 アルテミスの『ホワイトノヴァ』がフィールド全体を白い光で包み込む。

 

 アルテミスと同じ天使であるエルナのダメージは小さい。

 だけど、悪魔であるカーラのダメージは大きい。

 タロスから受けた一撃もあり、4体の中で一番HPが減っている。


「エルナ、『スターフレイムショット』!」


 全体攻撃には全体攻撃を。

 アルテミスの『ホワイトノヴァ』に対して、エルナは『スターフレイムショット』で返す。


「アルテミス、『光の盾』!」


「タロス、受け止めて」


 アルテミスは防御スキルを使い、タロスは素の防御力でエルナの攻撃を正面から受け止めた。

 鈍足のタロスはともかく、素早さがそれなりに高いアルテミスは受けずに躱すこともできた。

 それを敢えて躱さずに防御スキルで受け止めたのは自信の現れか。

 この程度の攻撃ではアルテミスの防御を突破するのは不可能だと考えている証拠。


「ならエルナ、『ロックオン』『スターバースト』!」


「アルテミス、『光の剣』!」


 今度は更に威力の高いスターバーストで攻撃する。

 それも『ロックオン』を使い、タロスとアルテミスの両方に必中で放つ。

 それをアルテミスは『光の剣』で斬り裂こうとする。

 だが、『スターバースト』の威力が『光の剣』を上回った。

 アルテミスに少なくないダメージが入る。


「タロス、『金剛の盾』!」


 タロスもまた、防御スキルを使ってエルナの攻撃を受け止めた。

 そのためにタロスはカーラに背を向けていた。

 これは、エルナがカーラとタロスの攻防を見て、意図して作り出した状況。

 アルテミスが積極的に攻撃してこない。

 だからこそ、このポジション取りができた。


「カーラ、『霞連槍』!」


 タロスの背後からカーラの『霞連槍』が──。

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