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Rewrite : Let's Monster Battle〜無限の可能性 進化と退化の軌跡〜  作者: 夕幕
第8章 学年別個人トーナメント

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第124話 ラグニアVSアルマ

 準決勝第二試合はオリヴィアが勝った。

 つまり、決定戦の相手はオリヴィア。

 ギルドマスター決定戦でのリベンジになる。

 選出どうしよう……。


 プル!プル!プル!プル!


 オレの足元で自己主張の激しい子が。

 うん、出たいんだね。


「ブルーは確定で2体目ね」


 プル!プルン!

 ピヨ……


 ブルーが喜んでいる横でピナがショボンとしている。

 それを見たブルーが慌てた様子でピナになにかを語りかけている。


 卵の時よりも面倒見がいいな。

 ピナが可愛いからって現金なやつ。


 まあブルーとピナは一旦置いといて、1体目の選出を考えないと。

 リーフィアにするか、ラグニアにするか。

 アルマは機械種だからデバフ・状態異常が付与できない。

 リーフィアの『天剣解放』は強いし、それだけでも選出するメリットはある。

 それにアルマ相手だと手数勝負になる気もするしな。

 スキル数に圧倒的な差があるリーフィアだと厳しいかな。

 ここは無難に手数勝負でラグニアかな。


「よし、ラグニア、1体目は頼んだよ!」


 グル!


 正直、オリヴィアが1体目にカーラを選出してくると、かなりヤバい。

 そこは祈るしかないか。

 それよりも、問題はラグニアにどのスキルを『コピー』させるか。

『八雷神』は『コピー』できないし。

 アルマ戦における純粋に攻撃面で切り札って考えるなら、『霹靂神』になる。

 でも、それだとオリヴィアに読まれそう。

 全体攻撃だから回避はできないと思うけど、なにかしらの方法で防ぐ術を用意してそう。


 海夕との試合で『影走り』を『コピー』したし、あれは警戒されてるだろうし。

『電光迅雷』だと、その速さにラグニアがついていけない。

 まだ、少し速さに振り回されている感が否めない。

 アルマが空中戦を仕掛けてくる可能性を考え出したら、『空駆』一択。

 いや、こっちから空中戦を仕掛けなければ、たぶん積極的に飛んだりしない。

 そう信じて、『コピー』するスキルはブルーの……。


「遂に本日、最後の試合。1年生の部の決勝戦です! ギルド鬼姫のギルドマスター、鬼灯蓮とそのメンバー、オリヴィア・ブラウンの対決。両者がいよいよバトルステージに入場です!」


 ステラさんの声、観客席の声援。

 これまでで一番熱量が大きく感じる。


 決勝戦まで来たんだ。

 その実感が湧いてきた。

 いよいよ、始まる。

 ここまで楽な試合は一つもなかった。

 これから始まる決勝戦もきっと楽じゃない。

 オレは一度オリヴィアに負けている。

 でも、今はあの時と違う。

 ブルー、ラグニアと強くなった。


【鬼灯蓮VSオリヴィア・ブラウン バトルSTART】


「出でよ、ラグニア!」


「お願いします、アルマ!」


 よかった。

 オリヴィアの1体目はアルマか。


 アルマは空を飛ぶことなく、地に足をつけている。

 こっちの様子を窺っているのかと思ったけど、違った。

 少し間を置いて、速攻仕掛けてきた。


「アルマ、『デュアルエッジモード』『エネルギー充填』『ミサイル発射』『ミサイル補填』『ダブルスラッシュ』!」


「ラグニア、『ホワイトブレス』でミサイルを撃ち落として! それから『ホワイトクロー』!」


 アルマが近接戦を仕掛けてくるなら、こっちもそれで応戦する。

『ミサイル発射』によって放たれたミサイルはラグニアが『ホワイトブレス』で全て薙ぎ払った。

 ミサイルが爆発したことによる爆炎でアルマが視界から消える。

 だけど、煙の揺らぎでアルマの大凡の位置を特定できた。


 アルマの双剣をラグニアが受け止める。

 しばらくの鬩ぎ合いの末、アルマの背中にあるバックパックについている砲塔がラグニアに向く。


「アルマ、『キャノンパック解放』『ブラストキャノン』!」


「ラグニア、アルマの足を払って、上に蹴飛ばして!」


 アルマが『ブラストキャノン』を寸前。

 ラグニアがアルマの足を払って、宙に浮いたところを下に潜り込んで蹴り上げる。

 それによって、体勢が崩れたアルマの『ブラストキャノン』はあらぬ方向へ放たれた。


「ラグニア、『ホワイトダイブ』!」


「アルマ、逆噴射!」


 アルマが宙に浮いている好機を逃さないように反撃する。

『ホワイトダイブ』で頭から突っ込んで、回避する余裕を与えないようにした。

 だけど、バックパックのスラスターを逆噴射させることで、不安定な状態でも『ホワイトダイブ』を回避された。


 アルマはスラスターの逆噴射で空を飛んでいる。

 だけど、ラグニアは重力に身を任せて、落ちている。

 これでラグニアが『空駆』を『コピー』していないのがオリヴィアに気づかれた。


「アルマ、『デュアルショットモード』『ダブルショット』『エネルギーショット』『ステルスショット』!」


 今がチャンス。

 そう言わんばかりにアルマは攻勢に出る。


「ラグニア、『シャインボール』『ホワイトレイ』!」


 ラグニアは、空中でのバランス感覚はお手のもの。

 この状況でも、体勢を崩すことなく、『シャインボール』と『ホワイトレイ』を放ち、アルマの攻撃を相殺する。

 ただ、不可視の攻撃、『ステルスショット』だけ相殺ができなかった。

 ラグニアは、『ステルスショット』に被弾し、地上に落下。

 そこをアルマが追撃に動く。


「アルマ、『ミサイル発射』『デュアルエッジモード』『エネルギースラッシュ』『バーストラッシュ』!」


 背中から地面に落ちたラグニアは、立ちあがろうとしたところにミサイルが撃ち込まれる。

 地上付近が爆炎に包まれる中、アルマは手に持つ双銃を双剣に変形させる。


 ここで『エネルギー解放』を使わないのは、きっと『影走り』で逃げられるのを警戒しているからだと思う。

 実際、それは『コピー』してないけど。

 でも、この状況はかなり理想的。


 ギリギリまでアルマを引きつける。

 多少のダメージは回復魔法で回復できる。

 ここは倒されなければ、どれだけ攻撃を受けてもいい。


「ラグニア、『プチヒール』!」


 アルマが爆炎に突っ込んでラグニアの元に辿り着いているであろうタイミングを見計らって回復を指示する。

 これなら、『エネルギースラッシュ』と『バーストラッシュ』を受けてもギリ大丈夫だと思う。


「アルマ、『エネルギー解放』『ダブルスラッシュ』!」


 きた!

 これを待っていた。

 オリヴィアなら、オレの指示から『影走り』を『コピー』していないことに気づく。

 それを信じた。


「ラグニア、『ディバインシールド』!」


「『ディバインシールド』!?」


『コピー』したスキルは全てLv1になる。

 だから、よっぽど強力なスキルじゃないとほとんど役に立たない。

 あまり目立ってないけど、ブルーの『ディバインシールド』は物理、魔法と両方防げる防御スキル。

 しかも、かなり強力。

 Lv1相当の効果だとしても、ラグニアのステータスが合わされば、一撃だけなら防げる。


 アルマの攻撃を『ディバインシールド』で止める。

 その間にラグニアはアルマの側面へ動く。


「ラグニア、『ブラックブレス』『カオスブレス』『カオスダイブ』『ホワイトファング』『ブラックファング』『カオスクロー』!」


 二つのブレスに呑み込まれたアルマは、即座にスラスターを逆噴射させて離脱しようとする。

 だけど、それよりも早くラグニアがアルマの上に乗った。

 それにより、バランスを崩したアルマはスラスターの逆噴射が失敗する。

 少し浮いたところで軌道が変わり、地面に衝突した。


 アルマが立て直す前にラグニアの猛攻が決まって、アルマのHPは一気にゼロになった。


【アルマ DOWN】

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