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万物の言葉たち  作者: 鈴音あき


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9/11

理なのか

恍惚とした瞳に移るのは戸惑い


そして鋭く激しい

今まで体験したことのない激痛に呻く


突き刺さり

するりと引き抜かれた凶器から抉り取られていく熱い想い


このまま何もできずに

去ることも声をあげることも

助けを求めることもなく


私は遺体となって誰にも知られず朽ち果てるのかもしれない


昔から歌い継がれてきたこの歌を

あなたはまだ覚えているのかな

私はまだ今もこの場所でずっと

待ち続けているよいつまでも


重たい想いを抱えているのは分かっている

それでもこの気持ちは消えてくれないから

ならば歌い続けている方が救われる

妥協点を探して彷徨うキモチ


時が止まったような感じがするけど

静かなこの世界の中でも確実に刻む時計の針が動く

あぁ、その微かな音だけがきちんと

未来へと進んでいる証だろう

心細さと戦いながら前に歩けと

導くのは誰なのか


押しつけ欲しがるのが恋

与え続けるのが愛

文句を言いあうのが恋

受け入れ続けるのが愛

叫ぶ恋 囁く愛

どうにもならないの苦しみが恋

耐えられるのは愛


星屑のように煌めきながら降る

この涙雨は清らかで

景色が洗われるように

色鮮やかに映される


これは世界が

生まれ変わる瞬間なのだろうか

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