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残されたもの
置いていかれてしまったのは
思い出と僕
いつも一緒だったから
置いていかれてしまうなんて
思いもしなかった
なぜ僕は連れていってくれなかったのか
分からないけど
僕の他にも連れていってもらえなかった
たくさんのモノ
悲しくて苦しくて…
でもとても幸せそうな顔を見せてくれたあの笑顔は
ただのくるみボタンに映る
置いていかれてしまった僕は
気がつけば新しい暮らしが始まっていて
静かな部屋から
賑やかで明るい思い出が
積み重なっていくらしい
ただのくるみボタンに映るのは
まだたどたどしい小さな手の
興味津々の輝く瞳




