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21. フレッドの変化



 人間の成長とは恐ろしい。それが成長期の純粋な少年だったならば尚更に。


 フレイデリック・イーレース。14歳。わずか2年ばかりの間に驚くべき成長を遂げた。


 ここがこの国で4番目に多きな町だった事もあるだろう。それなりの人も居て、それなりの冒険者も居て、それなりの魔物も居たのだから。それは当然の事だったのかもしれないが。



◼️◼️◼️◼️◼️

 名 前:フレイデリック・イーレース

 性 別:男

 年 齢:12 →14

 種 族:人間

 職 業:フォーラッジーガタウン冒険者組合特別職員

◼️◼️◼️◼️◼️


□アビリティ□

 レベル: 66 →77

 体 力:340 →450

 魔 力:720 →885

 力  : 47 →60

 素早さ: 52 →68

 知 能: 49 →70


□スキル□

 ゴミ処理:7→10


 剣 術:5→7  短剣術:5→6  槍 術:5→7

 投擲術:5→6  弓 術:3  体 術:7→8

 盾 術:5→6  棍棒術:1  剛 腕:4→5

★斧 術:1


 察 知:8  気配遮断:8→9


 火魔法:3→4  水魔法:3→4  光魔法:3→4

 聖魔法:3→4 ★土魔法:2   ★水魔法:2

★風魔法:2


 夜目、身体強化、威嚇、遠吠え、精力増強

★マーキング、★硬化、★休眠、★四足俊足

★求愛ダンス、★岩場軽歩、★忍び足、★不動静止

★安静回復、★遠目、★毛繕い、★嗅覚判別


 生活魔法

 □□□


 ◇◇◇

 スキル名  :ゴミ処理

 スキル効果 :ゴミ箱に入れたゴミを処理できる

 スキルレベル:7→10


 ゴミ処理可能対象:可燃ゴミ、不燃ゴミ、

  粗大ゴミ、資源ゴミ、自動分別、

  処理困難ゴミ、有害ゴミ、

 ★リサイクル、★リサイクル2、

 ★リサイクル3


『ゴミ箱設置』でゴミ箱を設置

『ゴミ処理』で中に入れたゴミを処理

『ゴミ箱回収』で設置したゴミ箱を回収

★『リサイクル』でゴミの再利用可能


 ゴミ箱設置可能数:7→10


 ゴミ箱設定可能色:砂色、黄土色、赤茶色、

  深緑色、土色、灰色、紫土色、★黒色、

 ★迷彩、★透明

 

 最大処理容量:5m→10m×10m×10m(縦×横×高さ)


 最大処理回数:制限無し

 ◇◇◇




 そして、この2年の歳月は、フレッドを徐々に変えていった。本当に徐々に、少しずつ。周りに居た者達には分かり難かったかもしれないが、確実に変化していた。


 これも成長というのだろう。あの内気で人と接するのが苦手だった少年とは思えない程になっていた。それでも積極的に自分から話し掛ける程ではないのだが。


 人は環境によっても、周りに居る人達によっても容易に変わって行けるのだ。それが純粋な少年であったのならそれなりに。勿論、本人の意思に依る所も大きいが。


 男子3日会わざれば刮目(かつもく)して見よ


 この言葉が的確に表している。2年も経てばどう変わっていようともおかしくない。そういう事だった。それなりに。




「では、昼のゴミの処理も終わりましたので、僕は採取に行ってきますね」


 そう告げて解体所を後にするフレッド。2年経っても採取活動は楽しく感じているようだ。


「おう。ありがとうな」

「気を付けてな」

「今日は天気もいいから絶好の採取日和だな」


 作業員達からの言葉を受け、「はいっ」と元気に返して事務所の受付けへ。



「今日は何か依頼は入ってますか? 何も無ければ東の森で色々と採取するつもりですけど、どうでしょうか」


 フレッドへの指名依頼の確認。それと行動予定を大雑把に告げる。これも決まり。決まりは守る。この姿勢は変わっていなかった。


「はい。今日は特に入っていませんね。東の森ですね。分かりました。お気を付けて」


 これもお互いに笑顔での遣り取り。ここにはフレッドの事を知らない者は居ない。特別職員のはずなのだが、そういった認識は薄く、皆、普通に仲間だと思っているようだ。

 

 14歳とは思えない程に頼り甲斐があるし、それ以上の実力もある。既に一人前以上の男として扱われている。そういう事だった。



「はいっ。行ってきます」


 だからと言って、特別に何かやらせたりしているのでもない。仕事は今まで通りの1日2回のゴミの処理だけ。たまにフレッドの趣味の延長の範囲での、必要な素材をお願いする事もあるようだが。


 勿論、強制でもないし、所長か副所長の許可を得た上で本人の意思を確認するのだが。無理のない範囲での事ならフレッドが断るはずもなく、大概はその日の内に処理されてしまうのだが。


 フレッドがその気になれば採取できない物はないだろう。勿論、現存する物で、この町の周辺で採取できる物に限るのだが。



「よし。今日も頑張るぞ」


 すうっ ザッ


 すうっと気配を消し、ザッと一瞬で移動してしまう。森に入ったフレッドを捉えられる者は少ないだろう。いつも1人。だからこそ出来る活動でもあるのだが。




(あれ? 今日は魔物が少ないような?)


 かなり遠くまで来ていた。それこそ山を2つは越えただろうか。それもフレッドだからこそ短時間で進めたのだが。


 フレッドにしてみればこの辺りも十分に活動範囲内。だからある程度は分かっていた。この辺りの森で何が採取できるかを。どんな魔物が出やすいかを。


 それがいつもと違っていた。フレッドが違和感を感じたのは当然だった。


(ん? あっちか。何かが居る。よし)


 もう少し進むと何かの気配を察知した。それが何かは分からない。ならば確かめるしかないだろう。この違和感が何かを確認する為に。



 すっ


(あれか。……5、6人かな。何をやってるんだろう。もう少し様子を見た方がいいのかな)


 そう判断して暫く物陰に潜み、何をしているのかを確認する事にした。



 ガタガタッ


「おいっ。もういいか? 金目の物はもうないだろう。とっととずらかるぞ」


「待て待て。今装備を剥がしてるところだ。思ったよりも金を持ってなかったから、折角なら少しでも金に変えないとな」


「ちっ。そりゃそうだが、急げよ。次の馬車が来る前に片付けろよ」


「ああ。分かってる。もうすぐ終わる。あとはこいつだけだ」


 どうやら盗賊、山賊の類いのようだった。山を通る馬車の道を塞ぎ、山中に追い立ててから囲んで襲う。こういった手口で活動している集団だった。



 そして更に様子を見ていると、ドサッ、ドサッと馬車から人であったと思われる物体が投げ捨てられ、一所に山積みにされていった。


 生きている者は既にいなかったようだ。賊を除いては。


「ちっ。勿体無い事をしやがって。せっかくの上玉を」


「仕方ねえだろっ。短剣振り回して突っ込んで来たんだからよ」


「それにしても殺す事はなかったろうが。馬鹿が」


「くっ。悪かったよ。あんときゃあんまりの形相だったからよ。よく見ときゃ良かったぜ」


「ふん。これからは顔くらいは確認してから殺りやがれ」


「わ、分かったぜ。これからは気を付ける」


(……)


 フレッドはこの遣り取りを聞いて理解した。ああ、こいつらは賊で、あの馬車を襲ったんだと。そしてこれからもこういう事を繰り返して行くのだと。



 襲撃している現場を目撃したのではないが、この遣り取りだけでも分かる。返り血を浴びている者も居るのだから、そいつが斬ったのだろう。その遺体の誰かを。


 返り血を浴びている時点で大したレベルではないのだが。それだけ緊迫していたか、どうしようもないような状態だったかだ。



(僕なら直ぐにクリーン掛けるけどな。直ぐにまた襲うつもりだから掛けないのかな)


 そんな事を考えて、気持ちを落ち着けていたりした。流石にこんな状況を見て冷静で居られるはずがない。いくらレベルが高かろうが14歳だ。思うところは色々とあるだろう。純粋なだけに尚更に。


 高鳴る鼓動を抑えつつ、どう動くのが妥当であるかを考えるまでもなく、他に仲間は居ないのか、近くに魔物は居ないのか、そして賊達の位置取りを再度確認するフレッドだった。




 山積みになった遺体の1つは、その昔、将来はフレッドのお嫁さんになる。そう言って将来の愛を誓っていた女の子だったのだが、既にその面影も無く、フレッドがそれに気付く事は無かった。


 もう顔も名前も覚えてなかったし、この悲惨な状況で事切れた顔を見ても、そこに思い至る事も無かっただろう。フレッドの中では既に忘れられた過去だったのだから尚更に。


 どうしてこんな所に居たのか、どういった経緯で今に至っているのかは分からないが、結果として再会を果たす事となった。あの町の生存者と。トラッシュブルクン教会の教会員と。


 1人は遺体で。1人はそれに気付く事もなく。



読んで頂きありがとうございます。

17日目にして、『73』PV。

なんともはや、これは暫く様子を見たくなる推移です。

しかも!

ブックマークを頂きました。

ありがとうございます。

そんな方にも祝福を。

『ゆっくりお風呂に入って免疫力向上+1。こまめな水分補給で今年いっぱいは風邪をひき難くなりますように』\(・o・)/



【スキル補足】


 ◇◇◇

 スキル名  :ゴミ処理

 スキル効果 :ゴミ箱に入れたゴミを処理できる

 スキルレベル:10


 ゴミ処理可能対象:可燃ゴミ、不燃ゴミ、

  粗大ゴミ、資源ゴミ、自動分別、

  処理困難ゴミ、有害ゴミ、

  リサイクル1、リサイクル2、

  リサイクル3


 *レベル1:可燃ゴミ

 *レベル2:不燃ゴミ

 *レベル3:粗大ゴミ

 *レベル4:資源ゴミ

 *レベル5:自動分別

 *レベル6:処理困難ゴミ

 *レベル7:有害ゴミ

 *レベル8:リサイクル1(可燃、不燃、粗大)

  可燃、不燃、粗大→ 10分の1のサイズに

  粗大→3分の1のサイズに


 *レベル9:リサイクル2(資源、処理困難、有害)

  資源→半分のサイズに

  処理困難→リサイクル不可

  有害→無害化して10分の1のサイズに


 *レベル10:リサイクル3(全てのゴミの再利用)

  任意の物に変換。回収物に依存。

 


『ゴミ箱設置』でゴミ箱を設置

『ゴミ処理』で中に入れたゴミを処理

『ゴミ箱回収』で設置したゴミ箱を回収

*レベル8、9

『リサイクル』でゴミ箱内の同一物のみ変換

*レベル10

『リサイクル』で同一物に限らず変換



 ゴミ箱設置可能数:10

  ゴミ箱設置サイズは最大処理容量範囲内で任意で選べる


 ゴミ箱設定可能色:砂色、黄土色、赤茶色、

  深緑色、土色、灰色、紫土色、黒色、

  迷彩、透明

  レベル5より、ゴミ箱色は任意で選べるようになった


 *レベル1:砂色

 *レベル2:黄土色

 *レベル3:赤茶色

 *レベル4:抹茶色

 *レベル5:土色

 *レベル6:灰色

 *レベル7:紫土色

 *レベル8:黒色

 *レベル9:迷彩

 *レベル10:透明

 

 最大処理容量:10m×10m×10m(縦×横×高さ)


 *レベル1~2:50㎝×50㎝×50㎝

 *レベル3~4:1m×1m×1m

 *レベル5~6:3m×3m×3m

 *レベル7~8:5m×5m×5m

 *レベル9~10:10m×10m×10m


 最大処理回数:制限無し


 *レベル1:1日50回

 *レベル2:それぞれの対象に1日50回ずつ

 *レベル3:それぞれの対象に1日50回ずつ

 *レベル4:それぞれの対象に1日50回ずつ

 *レベル5:対象自由合計1日200回

 *レベル6:対象自由合計1日300回

 *レベル7:対象自由合計1日500回


 *レベル8:対象自由合計1日500回

  リサイクルは別途1日500回、処分前に限る

 *レベル9:対象自由合計1日500回

  リサイクルは別途1日500回、処分前に限る

 *レベル10:制限無し

 ◇◇◇


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