表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/36

戦う男

 午前六時二十五分。私は目覚まし時計がジリリと鳴る、そのジの部分で飛び起きる。寝坊などしない。私は仕事に生きがいを感じているのだ。紺一色で揃えたスリーピースのスーツを着て、襟元をピシリと整える。海外ブランドの高級スーツはファッションに疎い私を思って妻が仕立ててくれた。仕事一筋である私に文句の一つも言わない出来た妻である。ブリーフケースの中にはいくつかの資料と、いつのまにか入れられている今日の弁当とハンカチ。感謝の言葉と行ってきますの挨拶をモゾモゾと言って、私は玄関から飛び出した。眩しい朝の光が私を迎える。さあ、今日も一日頑張ろうではないか。

 ――気が付くと私は病室で目を天井へと向けていた。ベッドの横には、どこか見慣れた顔をした老人が座っていて私の手を握っている。

 老人が優しげな声を出した。「おはよう……。すっかり寝坊しちゃいましたね」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ