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ラクトウ村のポロリ(原案:中国「捜神記」)

 ラクトウ村の住人は皆が明るく親切でしたが、ただ一つ他の村と違うのは、夜中になると全ての住人の「首」がポトリと抜け落ちてしまう事でした。住人にとっては、それは普通の事でした。

 ある日、ポロリ少年の首もいつものように抜け落ちたのですが、この日ばかりはその様子がいつもと違いました。寝ぼけ眼のポロリの首は、ズリズリと体に戻ろうとしたのですが、なんと首が、体から抜け落ちた拍子に蚊帳の外に出てしまったのです。なんとか口をモゴモゴと使って蚊帳の中へ潜り込もうとするのですがうまくいきません。困ったポロリ少年の首はすっかり目が覚めて、この一大事について考えました。

「困ったな。このままじゃ朝方には首が枯れて死んでしまう。助けを呼ぼうにもこの時間、村の皆は寝ているか聞く耳を持っていないかだし……。そうだ、今この家には他の村から来たお客さんがいるから、その人に助けてもらおう」

 そう考えたポロリ少年の首でしたが、結局は死んでしまいました。お客さんはビックリして逃げてしまったのです。

※(岡本綺堂、著『中国怪奇小説集』:光文社:青空文庫)の「捜神記」の項を参考にさせて頂きました事を、ここに記しておきます。

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