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抑えられない

 A子は姿見の前に立ち、自分の姿を映しだして絶望した。まるで溶けて潰れた餅みたいに腰の辺りから肉が垂れ下がっている。少し前まではまだ搗きたての餅くらいの様子だったのに。

 これではいけない、A子は思い立ち全身にサラシを強く巻き始めた。体を圧迫して体型をごまかすのだ。当分肌をさらす衣服は着れないが、それも仕方ない。

 痩せなければいけないのだが、脳裏には過去の失敗が次々と思い出された。もしかしたらサラシで圧迫されて食欲が抑えられるかもしれない。A子は自分の底知れない欲望を抑えられるならと、常にサラシを巻いて過ごす事にした。

 半月後、A子は凄惨な死体で発見された。結局A子は食欲を抑える事が出来ずに普段通り物を食べてしまっていた。結果、サラシで圧迫されて行き場を失った肉が、足先から腹、胸を移動して頭に集まり、遂に爆発したのだ。

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