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ただの人形が天才魔術師になるまで  作者: 戸崎猫男
第4章:武道大会編〜ただの人形が国を支配するまで〜
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夏休み特別EX『君と見たあの夜空』第6話 looking for hope/希望を求めて

「刺客?一応言っておくけど、僕たちをそんな簡単に殺せるとでも思っているの?」

「ああ、当たり前じゃないか!

何が英雄級だ!何が逸材だ!

どうせミーより弱いのは確かなのによぉ!!」

「なんだ?そんなに言うのならアンタ何か特別な称号でも持っているのか?」

「これと言ってないがまぁあるっちゃあるぜ。

暗獄者アンゴクシャ』」


リグとルナは刺客の言葉に「‥‥‥‥‥ッ!?」と息詰まる。

暗獄者。それは英雄級冒険者すらも超える強さを保有している暗殺者系統の者が行き着く最後の領域ステージ‥‥‥言わば神に等しい存在となった暗殺者である。


そして暗獄者となった者は『暗獄者』の称号が与えられるのだ。


「まさかお前、すでにその領域に到達していたのか!!」

「これで判っただろう?

お前たちが英雄級冒険者だとしてもミーが勝つということを!」


この刺客がリグとルナよりも強いということは、『神子ロゴス』よりも強大な存在ということ。

故にリグとルナの勝率はほとんど皆無に等しい。


だがこの絶望的な状況の中、一つだけ希望は残っている。

それは最終奥義。ルナの最終奥義である!


ルナの最終奥義は世界の全てをゼロに戻すため本来ならばもっと絶望的な状況で使うべきなのだろうが‥‥‥今こそがその時なのだとルナは悟った。


そしてルナは覚悟を決める。


「リグ。私、最終奥義《創世記ゲネシス》を使うよ」

「だけどそれはッ!」


リグは一瞬躊躇い、ルナの方を向いた。

だがルナの瞳は本気の瞳だった。


「わかったよ‥‥‥‥」

「ありがとう。リグ」






          第6話 looking for hope/希望を求めて







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