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ただの人形が天才魔術師になるまで  作者: 戸崎猫男
第4章:武道大会編〜ただの人形が国を支配するまで〜
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夏休み特別EX『君と見たあの夜空』第5話 assassin/刺客

「それでは、いってらっしゃいませ!」


ギルドマスターに「行ってきます!」とリグとルナは返事をする。

死の天使オラース・ヴェルネ。今回リグとルナが引き受けた討伐対象の堕天使である。


ギルドマスターによると危険度は最大級の死を忘れるなメメント・モリ級にまで及ぶかもしれないほどらしい。

それほど尋常じゃない死者数が出ているということだ。











死の天使オラース・ヴェルネの能力は未だに不明である。

なんせ、討伐に行った者は誰一人として帰ってきていないのだから。


とある一人を除いて‥‥‥‥‥

そう。一人だけ死の天使オラース・ヴェルネ依頼クエストから生還してきた者が存在するのだ。


だが、彼は生還後すぐに死亡が確認された。

一説によると、その生還者はたまたま運よく生還できたが、死の天使オラース・ヴェルネの何かしらの力によって生還後すぐに死亡したとか――――。



「確か死の天使オラース・ヴェルネの生息地はあの地獄と言われる死の世界『デズライズ』だったよね?」


リグがルナの質問する。


「うん。やっぱりリグでもちょっと不安?」

「まぁね。死霊之神デスロイアワイズとか死神最強と謳われる月下の死神が出るとかの噂もあるし」


死霊之神デスロイアワイズ。月下の死神。

この二つの存在はデズライズに最古からいるとされる神である。


――――だが神とは言っても、元は人間なのだ。

現世で死に、デズライズで神に成ったのである。











「おいお前ら。ちょっと止まれ」


突如黒いフードを被った二十代前半ほどの男がリグとルナの前に立ち塞がる。

リグとルナは一旦一歩下がり、警戒している。


そしてルナが「あなたは誰ですか?」と男に向かって言った。


「とある偉大なるお方に英雄級冒険者のリグとルナを暗殺しろという命令をいただいた。

ミーはその命令を熟すだけの者だ。そうだな‥‥‥強いて言うのならミーは――――刺客だ」





           第5話 assassin/刺客






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