第56話 調子に乗ると天罰が下る
~リドール視点~
頑張れ!頑張れ!
フレフレ!フレフレ!
ガンバ!ガンバ!!
ウリエさん!!リアバさん!!
………………なんか、応援するのも疲れてきたな。
『名前:『リドール』が名前:『リアバ・ユリアーナ』と名前:『ウリエ・プリアル』を応援したことにより、スキル《応援》を獲得しました。
スキル《応援》の能力により、応援対象である名前:『リアバ・ユリアーナ』と名前:『ウリエ・プリアル』のHP【体力】やMP【魔力値】が回復しました』
え、スキル《応援》?
なにそれ。
『スキル《応援》:応援をすることでその応援対象のHP【体力】や、MP【魔力値】が回復する』
おお!これは使えそうだな。
そんなことを心の中で言っている間に、DBK作戦は進行していた。
ウリエさんはヴェレオンの背後にすでに行っており、拳に魔力を注いだ。
その魔力の属性はどうやら、風属性の魔力のようであった。
風属性―――――それは、風竜『ヴェレオン』と同じ属性である。
そのため、よりヴェレオンに効果が強いんだ。
え、なんで同じ属性で効果が強いのかって?
この世界では魔物などに同じ属性の攻撃をくらわせたらその魔物には効果が強く、通常よりも有利に状況を進められるからだよ。
「おりゃあぁぁぁぁぁぁ!」
ウリエさんは風属性の魔力を注いだ拳を前に出し、とてつもない威力でヴェレオンの背中を殴った。
その拳の威力は、ヴェレオンの背中から大量に出血する程である―――――。
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「風属性の魔力を注いだ俺の拳をモロでくらわせたからさすがに討伐したはずだ!」
ウリエさんの発言の通り、ヴェレオンは地面に倒れた。
ヴェレオンの周りは大量に出血したヴェレオンの血で溢れかえっていた。
これは……………討伐したって事でいいのかな?
―――――――だとしたらこれで!
『全治の薬草』が手に入る!
いやー、案外討伐するの楽勝だったな。
正直もっと苦戦すると思っていたよ。
これでダンジョンボス?
これで風竜?
さすがに弱すぎない?(笑)
――――――――ま、討伐できたならなんでもいい!
結果オーライってやつだな!!
はっはっはっ!
あまりに簡単にダンジョンボス――――――――風竜ヴェレオンを討伐出来てしまったため、調子に乗り、天狗になってしまった。
そして、心の中で高笑いをした。
だが、そんな調子に乗っている自分――――――だけではなく、自分「たち」に天災が訪れる。
地面に倒れたはずのヴェレオンが立ち上がったのだ。
え、え?
ええぇぇぇぇぇぇぇ!?
ちょ、え?
マジで!?
いやいやいや、聞いてないって!
なんで討伐したはずのヴェレオンが生きてるの!?
『貴様ら―――――よくもそんな容易く我を殺してくれたな』
ね、《念話》!?
弱ってるはずだからMP【魔力値】とか減ってるんじゃないの!?
普通MP【魔力値】が減ったら《念話》もとかも含むスキルは使えないんじゃないの!?
ま、待て!
一旦落ち着こう―――――――ふぅ。
はぁ、ふぅ。
―――――――とりあえず、状況を整理しよう。
自分たちは理想郷ユートピアを出て、次のエリア―――――ダンジョンボスがいるエリアへ着いた。
そこで、ダンジョンボス――――――風竜『ヴェレオン』と出会い、DBK作戦を実行した。
そして、DBK作戦の通り、戦った。
最後に、ウリエさんの風属性の魔力が注がれた拳に殴られたことによって、ヴェレオンは討伐された。
―――――――はずなんだけど。
まさかの討伐されたはずのヴェレオンは立ち上がった。
これは―――――復活と言えるのか?
と、とりあえずヴェレオンのステータスを見よう!
あ、そういえば言い忘れていたけど、いつの間にかいろんな人のステータスが見れるようになったのです。
リアバさん曰く、「いつの間にか見れるようになれるもんだよ」といっていました。
お、見れた見れた!
これがヴェレオンのステータス……………か―――――。
『種族:『風竜』
名前:『ヴェレオン』
Lv:439
HP【体力】:270000/270000
MP【魔力値】:300000/300000
AP【攻撃力】:335600
DP【防御力】:300000
AVP【敏捷値】:290000
SP【状態】:健康
STP【剣技術】:295439
MTP【魔法技術】:339384
PFTP【体力技術】:353945
称号
1:『風竜』2:『覇者』3:『覇王』4:『ダンジョンの守護者』5:『ダンジョンのボス』6:『大量殺害の竜』7:『迷宮守護竜』8:『魔王に認められし竜』9:『迷宮創造者』10:『剣豪』11:『永遠に生きる者』12:『召喚士』
スキル
1:《念話》2:《言語理解》3:《竜の威圧》4:《竜の威嚇》5:《竜息吹》6:《迷宮創造》7:《火魔法LvMAX》8:《魔法無効化術式》9:《物理攻撃無効化術式》10:《時空魔法LvMAX》11:《空間魔法LvMAX》12:《究極支配操術》13:《不老》14:《不死》15:《血縁威圧》16:《地獄魔法LvMAX》17:《MP【魔力値】自動超高速回復》18:《人間召喚術式》19:《勇者召喚術式》20:《魔族召喚術式》21:《魔王召喚術式》22:《人間支配操術》23:《転移魔法LvMAX》24:《水魔法LvMAX》25:《水耐性》26:《麻痺耐性》27:《火耐性》28:《風魔法LvMAX》29:《痛覚耐性》30:《拷問魔法LvMAX》31:《風耐性》32:《闇耐性》33:《闇魔法LvMAX》34:《光魔法LvMAX》35:《光耐性》36:《HP【体力】自動超高速回復》37:《健康》38:《治癒魔法LvMAX》39:《毒耐性》40:《睡眠耐性》41:《完全守壁要塞》42:《精神攻撃耐性》43:《爆炎魔法LvMAX》44:《完全復活》』
え――――いや、嘘でしょ………………。
HP【体力】とかMP【魔力値】が全部元通りになってる!
どいうこと!?
なんで!?
まさか―――――――――このスキルの影響か?
―――――間違いない。
このスキルの影響だ。
スキル《不死》と《完全復活》―――――――。
おそらく、このスキルたちの能力は《不死》がその名の通り、死ぬことがない。
そして、《完全復活》。
このスキルの能力―――――『HP【体力】やMP【魔力値】が元通りになる』
――――の影響でヴェレオンは死んでいるわけではなく、生きていて、HP【体力】やMP【魔力値】が元通りになったということだな―――――――。
――――――――そりゃないでしょ。
ズルじゃん。
自分も欲しいよ、そんな便利なスキル。
チートじゃん。
ははは………………
――――はぁ、笑えねぇ。
ってそうだ!
ヴェレオン、めっちゃ怒ってるんだった!!
『ここまで来たからには―――――――。
ただで済むと思うなよ?』
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『スキル《竜息吹》!』
ブレス!?
ヤバいヤバい!
さすがにそれはくらったら一溜まりもないって!
『みなさん!ヴェレオンがブレスを吹くまでに逃げてください!!』
「ああ!」
「わかっている!!」
よし、逃げるぞ!
あれ?なんかこの展開オルトロスとの戦いの時もあったような――――――。
ま、今は逃げるか!
次の瞬間、自分たちが走ったところはヴェレオンのブレスによって、地獄絵図のような絵面になった。
爆炎で辺り一面燃えて、焼け焦げた地面が広がる。
そして、自分たちはなんとか理想郷ユートピアに逃げてきた。
とりあえず、命の危機は去った。
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