第51話 あ、中野バーガー
連載再開です!
…………今回、大丈夫かな?
〜リドール視点〜
『ん……………
ふぁあ』
朝日が昇る。
大都市、理想郷ユートピアは今日も平和である。
そして、リドールが一番最初に起きてた。
辺りを見渡しても、全員寝ている。
『今………何時だ?』
リドールはそう思い、斜め上にある時計を見た。
すると、針は6を指していた。
つまり、現在は朝の6時ということだ。
………お腹空いたな。
昨日のマクラのこともあって疲れてるし、早めの朝ごはんにするか。
そして、リドールは机の方を向いた。
すると、机の上には、朝ごはんが置いてあった。
どうやら、スタッフが夜中の間に置いてくれていたようだ。
スタッフの皆さん、あざす!
そして、リドールは机へ行き、朝ごはんを見てみた。
だが、その朝ごはんはよくわからないご飯だった。
横にメニュー表が置いてあるのを見つけたリドールはそのメニュー表を手に取り、上から順に読んでいった。
「白ご飯」、「中野バーガー」、「ウインナー」、「味噌汁」と書いてある。
『白ご飯?中野バーガー?ウインナー?味噌汁?』
どれも、リドールの知らない食べ物だった。
それもそのはず、このメニューはリョウマとエリの世界の食べ物なのだから。
だが、何か不自然なことがある。
そう。
「中野バーガー」という食べ物は存在しないことだ。
この「中野バーガー」というものはリョウマのニホンでいう、バイ○ハザー○というゲームのキャラクターの発言の空耳で作られた言葉である。
そして、この「中野バーガー」の正式名称は「あ、中野バーガー」であるのだ。
この「あ、中野バーガー」の「あ、」を抜くことによって、それっぽくできるということだな。
ちなみに、「あ、中野バーガー」の本当の意味は「鐘だ………」らしい。
………………………うん。
めっちゃいらない話をしてしまった。
おそらく、世代じゃない人はマジでなにをいっているのかわからなかったと思う。
それでいいんです。
たぶん、これから中野バーガーは出てきませんから。
そして、リドールはそれぞれ朝ごはんとして「白ご飯」、「中野バーガー」、「ウインナー」、「味噌汁」を食べ、満腹になったとさ。
あ、そういえばリドールは昨日の夜にご飯を食べたいという思いが強すぎて、スキル《捕食》を獲得し、ご飯を食べれるようになったらしい。
▲▽▲▽▲▽▲
〜リアバ視点〜
「ん…………」
リドールの次に起きたのはリアバだった。
リアバは机に置いてある朝ご飯を見た………というよりも、見ようとしたの方が正しい。
なぜなら、朝ご飯をこのメニューで頼んだのはリアバだからだ。
だが、なぜか机に置いてあるはずの朝ご飯は全てなくなっており、残っているのは皿だけだった。
『あ、リアバさん起きたんですね!』
そこに、満腹になったリドールが寝起きのリアバに喋りかけた。
「ああ、それより、机の上に置いてあったはずの朝ご飯がなくなっているんだけど…………」
『あぁー。それなら自分が全部食べました!』
「え?
それマジで言ってる?」
『マジで言ってます』
リアバの体全体に「ショック」という文字が流れた。
せっかく頼んだ朝ご飯が。
せっかく頼んだ白ご飯が。
せっかく頼んだウインナーが。
せっかく頼んだ味噌汁が。
せっかく頼んだ中野バーガーが。
リドールに。
リドールただ1人に。
全部食われた。
「ああああああああああああああ!」
あまりのショックで、リアバは叫んでしまった。
その大声で、ウリエとライムまで起きてしまった。
「うるさいぞー。
リアバ」
「そうだそうだ」
寝起きのウリエとライムはまさに寝起きの声のように、小さい声でそう言った。
『ちょ、リアバさん!
そんなに食べたかったんですか!?』
「そりゃ食べたかったよ!
あんな料理見たことなかった!
あんなメニュー見たことなかった!
だから!せっかくここにきたのなら、食べるしかないと思って朝ご飯として頼んだ!
特に中野バーガー!
初めてだった!あんな美味そうな見た目の飯は!
だからとても食べたかった!!
でも!でもね!!
それをリドール!
お前が食ったんだよ!!
それも全部!!
ふざけんなよ!!
もう一生ここに来れないかもしれないんだぞ!?
だったら食べた方がいいだろ!!」
思っていたことをリアバは全て吐いた。
そのリアバの愚痴を聞いたリドールがした返事は………
『大丈夫です。リアバさん』
「なにがだよ!?」
『リアバさんが食べられなかった分、自分が味わって食べましたから』
という言葉だった。
さすがにそれを聞いて納得できず、怒り狂ったリアバは………………
「リドール!弁償しろ!
なにが自分が味わって食べましたからだ!!
結局私は食べられなかったじゃないか!
もう白ご飯とかウインナーとか味噌汁はどうでもいい!!
だからせめて中野バーガーだけでも私に食わせろ!
弁償しろ!私に中野バーガーを買え!!」
『じゃあ自分が中野バーガー吐き出すんで、それ食ってください』
ふざけたリドールの回答に、リアバは限界突破した。
リアバからしたらリドールの回答はふざけているが、リドールから見れば真面目にやっているようだ。
「ふざけてるんじゃねぇよ!リドール!!」
『ふざけてませんけど?
リアバさん、あなたから見れば自分は確かにふざけているのかもしれません。
ですが、自分自身から見れば、真面目にやっているのです。
というか、あの中野バーガーって自分からしたらあんまり美味しくなかったですよ。
ちなみに味はリアス味です。
自分はリアスが嫌いなので美味しくなかったんです』
そのリドールの言葉を聞いて、リアバの怒りは収まった。
なぜなら………………
「え、リアス味なの?
じゃあ私、中野バーガー嫌いだわ。
ならリドールが中野バーガー食べてくれたことに感謝しないとね。
ありがとう、リドール」
実は、リアバもリアスが嫌いだったのだ。
そして、中野バーガーがリアス味だと知った瞬間、リアスが嫌いだった影響でいきなり食べたくなくなり、逆にリドールが中野バーガーを食べてくれたことに感謝をしたのだ。
その後、この中野バーガー事件はなかったことになったとさ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
「面白い!」「読みやすい!」等と思っていただけましたら、ブックマーク、★を押して貰えると嬉しいです!




