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『等価交換の創造無双 〜ジャージ姿の俺、悪意を燃料に最強兵器を創り出す〜』  作者: beck2026
第1章 等価交換のオーバーフロー 〜ジャージ姿の男、完璧な街を創って飽きる〜

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第40話:論理による断罪と、システムの外への追放

「……な、何を馬鹿なことを! 過去の損失など、我々の責任ではない! 今すぐその魔法の道を明け渡せば、不問にしてやると言っているんだ!」

商業ギルドの幹部が顔を真っ赤にして叫ぶ。だが、その怒号はカイトが机に叩きつけた、詳細な「収支報告書」の冷徹な数値によって無残に圧殺された。

カイトには新しい魔法など必要ない。揚水場の顧問として街のインフラを調査した際に収集した「事実」と、前世の「現代的な会計ロジック」という、この未開な世界では魔法以上に鋭利な武器がある。

「責任ではない、か。……組織を運営する立場にありながら、その不作為がもたらした『損失』を無視する。……あんたたちは、この街というシステムにおける『バグ』そのものだ」

カイトは無機質な瞳で、役人たちの足元を注視した。

彼らが立っているのは、カイトが自らの資産(金貨3枚)を投じて創造した「高機能舗装路」の上だ。

「この道は、俺が対価を支払って創り出した俺の所有物だ。……あんたたちは今、俺の許可なく俺の資産の上に立ち、不当な要求を突きつけている。……これは不法侵入であり、資産の侵害だ。商取引の基本すら理解していないようだな」

「ふ、ふざけるな! 道は街のもの、みんなのものだろうが!」

【検知:幹部たちの「逆ギレ」と「私欲にまみれた怒り」:+2200 evil】

「『みんなのもの』だったボロボロの石畳は、すでに俺が『産業廃棄物』として処理した。……今そこにあるのは、俺がお金を払って設置した専用回路だ。……対価を払わない者に、このパスを使用する権利はない。……退出を願おうか」

カイトは右手を静かに掲げた。

指先に、ドス黒い「悪意」のエネルギーが収束していく。魔法の習得は「感謝」だが、こうした害意を挫くための力は「悪意」が燃料となる。これはカイトの持つ「等価交換の権能」そのものによる現象だ。

「『悪を挫く力』を創るなら、対価は【悪意】。……あんたたちが持ってきたその腐った感情を、そのまま物理的な排斥エネルギーに変換してやる。……『不純物排除デバッグ』を開始する」

【悪意消費:3000 pt ―― 局所的事象干渉・『強制排出パージ』】

カイトが指を鳴らした瞬間、役人たちが立っていた足元の路面が、まるで意志を持ったかのように隆起した。

滑らかだったはずの舗装路が、彼らの足元だけ急激に「拒絶」のベクトルを持って変形し、彼らを街の外周ゲートへと向かって「高速スライダー」のように強制的に送り出し始めたのだ。

「うわあああぁぁぁ!? 何だ、この地面は! 止まらない、止まらんぞ!」

「助けてくれ! 誰か、止めて……ぐわぁぁぁ!」

「警告はしたはずだ。……俺の資産を無償で利用しようとする厚かましい『負債』は、この街には必要ない。……あんたたちは今から、この舗装路の使用を永続的に禁止する。……歩きたければ、その外の泥道を這いずっていけ」

カイトは冷徹に言い放ち、転がりながら街のゲートへと排出されていく役人たちを、ゴミを見るような目で見送った。

舗装路の表面を「リペア」の応用で一時的に流動化させ、特定の個体識別(ID)を検知した際の斥力を設定したのだ。既存スキルの効率的な運用だけで全ては片付く。

【検知:野次馬の住民たちからの「スカッとした感情」:+2500 pt】

【検知:排出された役人たちの「絶望的な屈辱」:+1500 evil】

「……お見事ね。暴力を使わずに、存在そのものをシステムから弾き出すなんて。……あんた、本当に性格が悪いわ。私を奴隷にした時より、ずっと酷い顔をしてる」

シルヴィアがモップを杖代わりに突き、呆れたように笑う。その首に嵌められた隷属の首輪が、カイトの圧倒的な支配力の象徴として鈍く光っていた。

「性格の問題ではない。効率の問題だ。……リア、もう大丈夫だ。不快なノイズは排除した」

奥から恐るおそる顔を出したリアは、カイトの無事を確認すると、パッと顔を輝かせて駆け寄ってきた。

「カイトさん! ……すごいです、あの人たち、あっという間にいなくなっちゃいました! ……でも、あんなに偉い人たちを追い出しちゃって、大丈夫なんですか……?」

カイトは不安そうに見上げるリアの頭を、無造作に、しかし丁寧に撫でた。

そこには魔法もポイント消費も必要ない。ただの、彼が認めた「管理対象(身内)」への日常的な動作だ。

「……問題ない。……この街の物流の八割が、すでに俺の創った道を通っている。……俺がこの道を『閉鎖』すると宣言しただけで、商業ギルドは数日で倒産する。……彼らには、もう俺に逆らうという選択肢自体が残されていないんだ」

カイトの指先がリアの柔らかな髪を梳く。その行為は、不安を取り除くと同時に、彼女からさらに純粋な「感謝」を引き出す最高のメンテナンスでもあった。

【検知:リアからの「絶対的な安心感」と「深い尊敬」:+800 pt】

カイトは視界の端に表示される、潤沢な感謝ポイントを確認した。

これだけの「在庫」があれば、次のステップである「街全体の魔力供給源(心臓部)」の掌握も、より確実なものにできる。

「(さて、邪魔者は消えた。……次は、この街の地下に眠る魔力回路を『リペア』して、エネルギーの価格決定権を握るとしようか)」

ジャージ姿の管理者は、手に余る新しい力など望まない。

ただ、手元にある道具を研ぎ澄まし、世界をより効率的な場所へと作り変えていく。

(第40話 完)

【現在蓄積リソース:13782 pt(感謝) / 8490 pt(悪意:蓄積中)】

【所持金:銀貨 10枚】

【ギルドランク:C】

【状況:商業ギルド・領主代理を物理的に「排除デバッグ」完了】

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます!

カイトさんは今、集まってきた「悪意」をどうやって「ポイント」に変えようか、とっても怖い顔で計算しています……。

もしよかったら、下の【☆☆☆☆☆】をポチッとして、私と一緒にカイトさんに【感謝】を届けていただけませんか?

皆さんの応援ポイントが、カイトさんの魔法をもっともっと強くしてくれるはずです!

よろしくお願いしますっ!

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