4話 いつもと違う夜
少し読みやすく編集してみました。
朝の方が見やすいか夜の方が見やすいか
みんなコメントで教えてね
結局履歴書を発行したのは金曜の放課後だった。
綺麗に磨かれたタイルを歩きすぐ右にあるプリンターをいじると、すんなりと用紙は印刷できた。
履歴書には学歴や資格などを書けるスペースはあるが、実際に書いたのは応募理由、自己PR、名前に生年月日くらいだ。
試行錯誤の末、深夜テンションも相まっていい感じに埋められたと思う。
「これで一安心」
そう思うと肩の力がふっと抜けた。
あとはこれを封筒に入れて送るだけ
「早速封筒をとってきますか」
時間は丑三つ時
寝息と階段のきしむ音が響く沈黙した家
「家族が起きるのかも」
ビクビクしながら慎重に一歩一歩足を進める。
リビングの電気を点け、台所の戸棚を音の鳴らないよう引いていく。
「封筒封筒‥」
ガサガサと切手をかき混ぜながら封筒を探すが、在庫切れなのかいくら探しても見つからない。
あららと思う反面、勇太は安堵していた。
「早めに気づいて良かった」
幸いにも一週間以上の猶予がある。
明日にでもコンビニに行けば余裕で期日に間に合うと確信した。
しかし勇太は思い出した。
中学の頃に、「明日やれば問題ないや」と宿題を先延ばしにした結果、徹夜しても間に合わず朝の学活時に冒頭で公開処刑されたことを
あの先生の無礼た態度、そして屈辱は今でも忘れることない。
ふつふつと湧いてくる怒りに答えて、今買いに行こうとする気持ちが湧いた。
部屋に戻り、服を着替え必要なものを揃えて玄関へ歩く。
「早めに戻らないと心配性の母さんが質問攻めに走るからね」
トントンと靴をしっかり履き、静かに家を抜け出した。




