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君の理想になるまで  作者: ずらいお
あらすじと2週間前の出来事
5/17

4話 いつもと違う夜

少し読みやすく編集してみました。

朝の方が見やすいか夜の方が見やすいか

みんなコメントで教えてね


結局履歴書を発行したのは金曜の放課後だった。


綺麗に磨かれたタイルを歩きすぐ右にあるプリンターをいじると、すんなりと用紙は印刷できた。


履歴書には学歴や資格などを書けるスペースはあるが、実際に書いたのは応募理由、自己PR、名前に生年月日くらいだ。


試行錯誤の末、深夜テンションも相まっていい感じに埋められたと思う。


「これで一安心」


そう思うと肩の力がふっと抜けた。


あとはこれを封筒に入れて送るだけ


「早速封筒をとってきますか」


時間は丑三つ時


寝息と階段のきしむ音が響く沈黙した家


「家族が起きるのかも」


ビクビクしながら慎重に一歩一歩足を進める。


リビングの電気を点け、台所の戸棚を音の鳴らないよう引いていく。


「封筒封筒‥」


ガサガサと切手をかき混ぜながら封筒を探すが、在庫切れなのかいくら探しても見つからない。


あららと思う反面、勇太は安堵していた。


「早めに気づいて良かった」


幸いにも一週間以上の猶予がある。


明日にでもコンビニに行けば余裕で期日に間に合うと確信した。


しかし勇太は思い出した。


中学の頃に、「明日やれば問題ないや」と宿題を先延ばしにした結果、徹夜しても間に合わず朝の学活時に冒頭で公開処刑されたことを


あの先生の無礼(なめ)た態度、そして屈辱(くつじょく)は今でも忘れることない。


ふつふつと湧いてくる怒りに答えて、今買いに行こうとする気持ちが湧いた。


部屋に戻り、服を着替え必要なものを揃えて玄関へ歩く。


「早めに戻らないと心配性の母さんが質問攻めに走るからね」


トントンと靴をしっかり履き、静かに家を抜け出した。

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