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俺は伝書鳩に近寄ると、足に結んである紙を取った。その紙を広げ、サッと目を通した。行商人のハーランドによると、王族が欲を出して、この国を攻めることにしたらしい。

数10年の平和が破られる。



グシャリと紙を握りつぶした俺に、竜族は力強く言った。


「お前は私が守る。安心するがいい」


竜族が俺を抱きしめた。

見た目のゴツさと違って、柔らかくて暖かかった。


「だから、お前はこちら側にいろ。人間の国には行くな。約束だ」


「ああ、約束する。俺はここにいる」


ここにいて、情報を人間の国に流す。





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