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戦争の勝敗は、獣人族の独立国が勝った。


人間達は偽の情報に踊らされて、見当違いの所を攻めると、待ち構えていた獣人族に滅ぼされた。


俺はというと、スパイを辞めて獣人の国で普通に雑貨屋の店主をやっている。


行商人のハーランドとは未だに会っているけど、世間話だけをして獣人の情報は流さなかった。


戦争時に偽の情報を流したことを恨んでないようだった。何故なら他のスパイ達も偽の情報を流したからだ。獣人達に絆されたスパイ達が多かった。


ハーランドは乾いた声で笑った。年月が長過ぎたのと、獣人達に良い奴らが多すぎたのが敗因だと。


俺も乾いた声で笑った。

人間にしか感心がなかった俺の心を変えた竜族の存在に。


今では一緒に雑貨屋で働いているし、最近ではこじんまりとしているが、しっかりとした一軒家を買って、一緒に暮らしている。



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