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白熱の体育祭【午前の部】

 西暦2157年9月25日午前7時。待ちに待った体育祭がついに始まった。


 ここで一旦、界黎学園高校体育祭の大まかなルール説明をするね。

 基本的に、各競技には順位ごとに得点が割り振られており、午前午後通して総合得点が最も高いクラスが優勝となる。

 競技は前にも言ったけど様々あり、午前中は個人種目やサッカーとかといった定番以外の団体種目がグラウンドやプール、体育館等で行われ、午後からは応援合戦のあと、グラウンドで定番の団体競技が行われる。

 なお、午前の競技の大半は時間の都合上、試合時間や距離の短縮やコールドがある。ちなみに、私が出場する野球もその例に漏れず、1試合3回。5点コールドという超短期決戦となっている。


 とまぁ、先生からそういったルールと、龍じぃからの長ーい話を聞かされた私達全校生徒は、1時間も続いた開会式を終えたあと、仲間達の健闘を祈りつつ、自分達が出場する競技を行う会場へと移動した。



 てなわけで、私を始め、野球に出場する9人は、今、野球のグラウンドにいる。

 初戦の相手はD組。対するこっちは、私とイグニスの黄金バッテリー。ラフプレー上等な相手に、最初っから手加減する気なんて微塵もない。


「プレイボール!」


「ゲッ! 嘘だろ!? いきなりイグニスかよ! 1回戦から出てくるピッチャーじゃねぇだろ!」


「1回戦からも何も、俺が全試合投げるつもりだぞ?」


「え!? そんなのアリかよ」


「あ、言っとくけど、これ以上セリフをもらえると思うなよ? お前らとの試合はコールドで終わらせて、その試合模様をダイジェストでお送りしてやるよ!」

 そう言ってイグニスは、ファイアーストレートを投げた。


 その言葉通り、D組との試合は相手の攻撃を三者凡退でキッチリと締めて、その後、怒濤の連打で大量得点し、あっという間に1回コールド勝ちとなった。いや~、ボコボコにしたチームに属してる私が言うのもなんだけど、こんなんで尺足りるかな?

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