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白熱の体育祭【閉会】

 悲願の優勝。それを果たした私達B組は、大喜びし、仲間達と喜びを分かち合う。

 その勝利を、観客だけでなく、敵である瓢介も讃えてくれた。ほんの少し前まで、落馬したまま天を仰いでたみたいだったけど、その顔からはもう、悔しさとかといった負の感情はこれっぽっちもなく、全てを出し尽くしたからこそできる清々しい顔をしていた。


「見事だよおめぇら。まさか、最後にあんな手を使ってくるとはな」


「ここで活かさなきゃ、こいつの図体をどこで活かせっていうの?」


「なっ! 岸川!」


「はっはっは! 確かにそうだ。バカとハサミは使いようとも言うぐらいだしな」

 そう言われて、瓢介も私と同意見だと知ったユリウスは、途端にシュンとなった。


「まぁ何にしても結果はともかく、いい勝負だった。去年よりずっと燃えたぜ。ありがとな」


「こっちこそ、ありがとね瓢介」

 そう言って、私と瓢介は互いの健闘を讃え合うように、握手を交わした。

 その様子を冷ややかな目で眺めているアレクシアが観客席にいたような気がするけど、今は無視しとこう。相手をしたところでどうせロクなことにはならないし……



 こうして、楽しくも白熱した体育祭は、B組が3年の部総合優勝という形で幕を閉じた。

 みんな必死に頑張り、一丸となって戦えたからこそ、この結果に結びついたんだと思う。その原動力はもちろん、観客席にいるレミ達の応援と、日々の努力と仲間との友情。それに尽きると思う。

 って、『努力・友情・勝利』って、なんか少年マンガのスローガンみたい。


 あ、そういえば、アレクシアの奴、結局何しに来たんだろう? まぁ、いたらいたで、ここまで団結することができなかったかもしれないから、それは別にいいんだけど、ズル休みしてまで観客席で高みの見物って、ほんと何様のつもり? ったく、風邪とかじゃないんなら参加しなさいよ。あのバカお嬢ーっ!

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