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風のグラスゴー 旅立ち編  作者: 玲於奈
37/41

自己改革

なし

そんな私を見透かしてか

「自己変革ですか」

声がするが

どの人物かわからず

目線がおよぐ


それを察知し

ゆっくり

もう一度

「自己改革ですか」

やっと場所がわかった

白髪中背

みたことのない教授

続けて

「さっこんの政治のように

 口だけじゃないですかねえ」

何人かの教授が

笑いをこらえている


別な若輩教授が話し出す

「まあまあ

 それだけの熱意だ

 世界中。もちろんどこに

 行こうがかまわないよね」

質問後の意味深な

笑顔にぞっとするが


「もちろんです」


言い切ってしまった。

少しざわつく


「寒いのは平氣なのかな」

ロシア人教授がたずねる


「いやいや、熱い地方にこそ

 燃える情熱で挑んでくれるでしょう」

灼熱の沈まぬ太陽か

アフリカ系黒人の方が尋ねる


「赤まる急上昇

 薬学系注目の

 南米でしょう。

 それに、

 ここ数年探検部だが冒険部の

 アマゾン留学もなかったことですし」

すばらしい流れるような日本語。

スパニッシュ系、

ラテン女性が目で誘う。


どこでもいいんだから

ここは大学のリクエストに

応えてもらおう

うんぬん

いやいやそちらの南米一派は

なんたらかんたら

東南アジアも実績不足・・

阿弗利加も黙っていないよ

ぶつぶつ


要は留学派遣の

覇権争い




なし

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