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彼女が夢見た異世界!  作者: テキサス
セラフィーナと愉快な仲間たち編
6/9

6 TSUNDERE

>>>デルタ 1967年 2月12日 昼


ダミアン「やぁ、どうだった?」


あ、“ダミアン”だ。


「上手くいったわ、ありがとう」


エヴリン「“アルファ”姉からありがとうを聞く日が来るとはね」


エナ「ほんとに初回なの!?」


別に、そういうわけじゃないわよ!私だってありがとうくらい言えるわ!


「ところで“大聖女様”は本当に聖人ってわけ?」


ダミアン「疑うのはそこかい?あの人は善行をすることが趣味みたいなものだから。ほら、でも何となくわかるだろう?いい事すると自分も気持ちよくならないかい?」


「確かに分かるわ」


エヴリン「嘘に決まってる」


な、何よ!私はいい事しないっていいたいわけ?


ダミアン「ははっ、でも“アルファ”は案外君のことを気にかけてると思うよ。ねぇ相棒?」


いつあんたの相棒になったのよ、、ってか


「別にそういうわけじゃないんだから!」


エナ「もはやそういうキャラとして受け入れてない?私いい言葉知ってるよ、そのキャラをなんていうか」


エヴリン「やめておいた方がいいよ」


ダミアン「僕らは聖帝の粛清隊の影響もあって、教会も本来は嫌いなはず、なんだけど、大聖女様のおかげか皆教会は嫌いになれないんだ」


「まあ教会の外で大聖女様グッズが販売されてるくらいだし、それは分かるわ」


エヴリン「え?ってホントじゃん」


エナ「そこまでの人気とは、、」


ダミアン「雑談はこれくらいにしようか、君たちもこれからどこかに行くんだろう?引き止めちゃ悪いからね」


ダミアンは別れを告げてどこかに行った。青っぽい銀色の髪の毛、この特徴だけでも分かりやすい、近くに居たらすぐに気づくはず。


と言いつつも素性を隠してるという事も隠さず、自分の目的も正直に話す、逆に怪しいって見方は確かにあるけど、この接触に彼の言うとおり恩を売る以上の意図は無いと見てあまり間違いは無さそう。


喋り方と距離の詰め方、なんなら正直な所まで怪しいけど、合理的に考えるなら信用までは行かずとも、今のところ害を及ぼす人物ではないわ。


「さぁ、寄り道って本題に戻るとするわよ」


エナ「いいね!」


あ、そういえば、


エヴリン「この沈黙、嫌な予感がるんだけど、、」


「ダミアーーン!!!」


10 minutes later 《10分後》


ダミアン「いいよ、僕が払うよ」


私とした事が財布を忘れたのよね。


エヴリン「ダミアンは便利キャラじゃないんだけど」


ダミアン「いやいや、構わないさ、それにその子は異世界人なんだろう?せっかくなら僕の国の食べ物も食べていって欲しい」


エナありがとう。エナがいなかったら食べられなかったかもしれない。


てかほらありがとう言えるじゃない!心の中だけど。


「じゃがいもを棒状に切って揚げてるのこれ?」


ダミアン「そうそう、フライドポテトって言ってね、異世界人の知識らしいけど、知ってるかい」


エナ「うんうん、懐かしい味だよ!」


エヴリン「私は油っぽいものは、」


「料理にツンデレするのはやめなさいよ!」


エナ「あ、」


エヴリン「エナ、駄目言っちゃ」


こっちのパンに動物の肉となんかを挟んでるハンバーガーって言うのも美味しい、この〇〇ドナルドさん廃都市にも来て貰えないかしら。


「ありがとう、ダミアン、いつか借りは返すわ」


ダミアン「最初した話を覚えててくれたんだね。」


ええ、十分恩なら売られたわ。


ダミアン「これから君たちは帰るのか、ならしばらくは会えそうにないね、またね相棒、いや“デルタ”」


やるじゃない。


>>>シャーロット 1967年2月11日


戦いも戦争も初めてじゃない。


でも今回は相手も“王”、しかも炎“帝”ならこっちも油断ならないわ。


王と呼ばれる者達はそれぞれ属性魔法の〇属性に当てはまる名を冠する、そして王が更なる強さに至ると帝になる、例えば火の王なら炎帝、水の王なら聖帝、風の王の私なら空帝になるはず。


大事なのは王が上位魔法より上の唯一性のある専用魔法を使えるところ、言うならばその魔法属性の最上位魔法。帝ならその威力が何倍にもなる。


王種だからといって強さが保証されるわけじゃないにしろ、油断は禁物よ。


セレーネ「思い悩んだ顔して、どうしたの?」


「やっぱりセレーネにはお見通しなのね、イルメナスのことを考えてて」


セレーネ「炎帝のことね、でも単体戦力なら私たちも十分じゃない?」


「確かにそうね、でもデルタ達に頼ってばかりでも居られないわ、“ロイヤルブラッド”の名が泣いちゃう」


でも本当に脅威なのは相手に“前時代の力”のうちの1つ、“憤怒”を持つ人がいることかもしれないわ。


記述によれば“前時代の力”は今はもうこの世界に存在しないもの、それが存在した時代にそれから得た力、その残り火。


受け継がれた記録に残されたこの言葉の意味なんて知らない、でもスキルとも魔法とも違う生物を形作るレシピに書き込まれた力、底が知れないわ。


“ウイルスによって変異した遺伝子”、私にはこれが一体何なのか全く理解できないわ。

ウイルスどうこうはあんま気にしなくて大丈夫。なんか強い人いるんだな〜くらいのイメージです。

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