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>>>デルタ 1967年2月11日 まだ朝
ってことで会議は終わりよ。
まだ朝だから暇、どころの話じゃないのよね、これから1ヶ月よ。
Jが戻るまで1ヶ月。
暇ね。
やること終わらしたら暇なのはいつもの事だけど、アイネが予知した日、名付けてアイネデーが来て激動の日々が来ると思ってたから、いざ1ヶ月暇となると、来るものがあるわ。
セレーネ「ねぇデルタ、食料の備蓄は1ヶ月、でもあなたもわかってる通り、多分戦争になるわ」
あ、私この流れ嫌よ。
セレーネ「ってことで水の国の教会行って、大聖女様に食料せびってきてくれないかしら?」
「えっ、」
セレーネ「だめ?」
「まぁ、いいわよ。セレーネのお願いなら。」
セレーネ「ありがとう♡、最悪ミスっても他にアテはあるから気軽にね、大聖女様の名前はカリーナ・フェレライ、頑張って!」
全くさっきまであった暇がもう懐かしいわ。
「エナ、一緒に来て」
シャーロット「あ、巻き込まれ事故」
それじゃまるで私が事故車みたいじゃない!
「エヴリン!あんたも来なさい!」
エヴリン「はいはい、リーダー」
シャーロット「これで玉突き事故に!」
「いいの!さぁいくわよ!」
私は瞬時に悟った、これ以上エナの前でシャーロットを喋らせると私の印象が終わる、ということをよ。
足早に2人を連れて歩き出した。
都市の廃墟を抜けてまたさっきの林に出ると、何故かエヴリンがJが着けてるようなガスマスクをつけ始めた。
「何よそれいきなり?」
エヴリン「この会話毎年この時期にするよね」
そんな覚えはないわよ。
エヴリン「アレルギーで花粉が無理なの、また忘れたの?」
「勘違いしないで、エナに教えるためよ、チュートリアルよ!」
エナ「え!そうなの!?」
エヴリン「はいはい、」
ちょっと間が空いた、いや何よこの間。
エヴリン「あ、でもチュートリアル、で言うならさ、戦う方法とか仕組みとか教えた方が良くない?」
あ、確かにそうね。
「戦闘なら最強のあたしが教えてあげた方がいいわね」
エナ「そうなの?」
エヴリン「まぁ、私は納得するよ。」
「まずは、攻撃手段とか?」
無言も困んのよ。
どう説明すればいいわけ?
「攻撃手段その1、物理的な攻撃。これはそのままの意味よ、銃で狙撃、斧で殴る、武器で攻撃するのは大体そうよ。」
エナ「なるほどなるほど、」
エヴリン「ぷっ、解説者が様になってる。」
今のはアレルギーによるくしゃみだったことにしてあげるわ。
「攻撃手段その2、魔法。魔法には火とか水とか属性があって、属性の中でも段階に別れてるわ、例えば火でも、ライター程度の火を出す初等火魔法から、一瞬でそこにある木が1本燃えるくらいの上位火魔法があるわ」
エナ「なるほど、、?」
エヴリン「デルタ姉の説明下手、あと生まれ持った才能で使える魔法とどの等級まで使えるかが大体決まってる」
いや私なりに分かりやすく説明したつもりなんだけど。
「気を取り直して、攻撃手段その3、スキル。これは生まれながらに持ってる人しか使えないわ。まぁ後天的に貰える人もいるかもしれないけどそんなのあたしは知らないわ。」
エナ「!」
エヴリン「適当」
「うるさいわね!でもいいのよ、最後が1番重要なんだから!」
「最後はアーツ、今まで話した上の3つを特定の手順で組み合わせたものをひとつの技として扱うのがアーツ、アーツを覚えればアーツを発動しようと思うだけで勝手にその手順を踏んでくれるわ。で、自分が考えたアーツを人に伝授することもできるわ。性能差は出るけど」
エナ「????」
エヴリン「例出してみたら?」
「例?あーね、例えば、」
とりあえずやってみるわ。久しぶりでどうなるかは分からないけど。
エヴリン「それ?例でそれ使う?」
エナ「すごい!ピカってなって瞬間移動した!」
なんだかいい気分ね、なんでかしら。
エナ「木が倒れた!」
アーツ“夜光”、どっかのバカが考えたアーツね。
あいつと違って虹色に光らないのよね、私がこれをやると赤と白になるわ。
「このアーツは単純で、突進→光属性魔法→突進→攻撃、その手順を踏むだけよ、理由は知らないけど光属性魔法を使うと速くなって攻撃の威力も上がるのよ、ここ、テストに出すわ」
エヴリン「テスト?」
「で、これはあたしじゃなくてバカが考えたアーツよ、こうやってアーツは手順を教えて何回か練習すれば伝授できるの」
エナ「なるほど、バカさんが考えたアーツ、、」
いや、バカは固有名詞じゃないわよ?
メモらないで?
メモどこから出てきたの?
ほんとにテストなんてないわよ?
エヴリン「でもこれを光魔法が使えない人が伝授されたりすると、」
身をもって教えてくれる系ね。
エナ「光が出ないしなんか遅い!木も倒れない!」
エヴリン「ね、ねぇ、物言いが辛辣じゃない?」
形は同じなのに発光も無く威力もザコね、恨むべきはあんたの光魔法の才能のなさよ。
エナ「つまり、アーツに必要なパーツが欠けてたり弱かったりすると、一応使えはするけど劣化版になるってこと?」
さすがエナ、物分りがいい!
エヴリン「次のセリフは“ほら、あたし先生にむいてるじゃない!”」
「ほら、あたし先生にむいてるじゃない!」
…
「ハッ!」
エナ「…」
エヴリン「…」
「あんたが始めたのよ、エヴリン」
エナ「そういえばなんだけど、デルタは斧とか銃とかどうやって出してるの?」
さっきアーツ見せた時に斧出したの気づいたのね。
エヴリン「デルタ姉はスキルで武器なら何でも出せるの」
はっきり言ってどういう原理でこれが出てるかって聞いてるなら私にもさっぱり分からないわ。
「エヴリンの短剣も銃も私が出したの、エナにもなんか出すわよ、何でも好きなの言ってみて」
エナ「何でも?」
あ、こんな時の為に“実録!世界の銃図鑑!”を持ってくるべきだったわ。あれなんか商品カタログみたいで便利なのよね。
エナ「じゃあ、RSH-12でお願い!」
エヴリン「??????、、!」
「はい、これ」
エヴリン「はい、これ??そんな直接的な名前言われてよく出てくるね?」
“実録!世界の銃図鑑!”は結構読んだのよ、実際全部出して使ってみて大体は使用感とかも覚えてるわ。
「ところで反動強いけど大丈夫?」
エナ「ここに来るほんとにちょっと前にゲームでこの名前知って武器って言われたらこれしか出てこなかった♪︎」
エヴリン「♪︎じゃないよ、」
「♪︎の何が悪いのよ、可愛いじゃない」
あれ今私なんて?
エヴリン「か、、」
「うっさいわね!あんたは帰ったら“実録!世界の銃図鑑!”でも読んでなさい!」
あといくらでも何でも出せるんだから合わなければ別の武器も出してあげられるし、大した問題はないわ、プレゼント程度に思ってくれれば。
知らない人A「おいあんたら、この森の先には悪魔の住む場所があるんだ、危ないぞ!」
いきなり何よ、ってか誰よ。
知らない人B「あいつガスマスクつけてるぞ、また悪魔が神経毒使うみたいな噂に影響されてるやつか、」
奥からもう一人。
知らない人A「全く困ったな、嘘に決まってるだろ、最近のベルヴィーニュじゃかなりのやつがその噂に影響されちまってガスマスクをつけてる」
まさかそういうこと?だからセレーネはガスマスクをつけ慣れてるJを送ったのね。顔で正体がバレない上その陰謀論者みたいなのに紛れ込めるから。
ベルヴィーニュね、悪魔狩りじゃもうそういう悪宣伝が始まってるのね。
エヴリン「忠告どうも、あなた達も気をつけて」
知らない人A「ありがとよ、お嬢ちゃんも気をつけろよ」
行った?
エヴリン「全くいつデルタ姉が武器を出すかヒヤヒヤしたよ」
正体がバレてないんだから出す意味がないじゃない、まぁでもエヴリンの花粉症のおかげで正体がバレなかったわけだし許してあげるわ。
ってことでそんなこんなで話してるうちに水の国に、
着くはずもなく、10時間近くかけてやっと着きましたと、まぁ道はある程度歩きやすいから苦では無かったけど。
主人公のせいにしてるけど説明が下手なのは作者なので許してください。あと今だ完結してない前作読んでくれた人向けに、カリーナは同一人物です。あと読んでくれてありがとう大好きです、もちろん前作読んでないけどこっち読んでくれた人も大好きです。




