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彼女が夢見た異世界!  作者: テキサス
セラフィーナと愉快な仲間たち編
2/9

2 イカれたメンバーを紹介するぜ!

>>>デルタ 1967年2月10日 夜


やはり彼女を私の方で引き取って正解だったわ。

昔から思ってたのよ、この黒い板、絶対なんかあるって。まさか簡単に熱を発生させられる調理器具だったなんてね。


エナ「IHなんちゃら、みたいな、、あいにく私もこれ名前分かんないけど、電気さえあれば料理できるからすごい便利!しかも火が怖くても余裕で使える、いいでしょ?」


行商人かな?


異世界人ならこの家の機能の全てを知ってるのよ、シャーロット。


でも確かに火が出ないのは便利、黒い板に出る赤い円形の光程度なら敵に見つかりずらいし暖も十分、あいつらの野営に使えそうね、今試したら雷魔法が電気に対応するみたいだし、いずれは野営用の移動式も不可能じゃなさそうね。


シャーロット「なにそれ面白そうじゃない」


そうだった、606と607の間にはプライバシーがない。


???「ねぇ、デルタ姉いる?やばいんだけど」


次から次へと、一体なんなのよ、


「エヴリン?」


エヴリン「そう、シャーロットもいる?」


「いる、それで一体どうしたっていうの?」


エヴリン「補給線が絶たれた」


まだ2月10日よね?なんかあるのは明日からではなく?やっぱりアイネの予知なんて頼りにならないわね。


エヴリン「炎国イルメナスの北東の街ベルヴィーニュで悪魔狩りが始まった、恐らくその影響、全く泣けるね」


シャーロット「あの国でこっちに食料を流してる人達に国民の認定書はあったんじゃ?」


「あってないようなものよ」


エナ「どうしたの?悪魔狩りって?」


エヴリン「悪魔は私達、それを狩るってこ、」


「エヴリンやめて」


シャーロット「でもまぁ避けては通れないわ」


「いや、それもそうね」


簡単な言い方はないのやら、


「いい?エナ、あたし達は天帝って人が支配してた滅んだ文明の生き残り、で今では隣国に悪魔って呼ばれたり何もせずとも色んな人に嫌われてる」


エヴリン「で、この廃都市以外の場所じゃたまにそうやって生きてるだけで狩られる、ベルヴィーニュじゃ十字架に固定して燃や、、」


「飴あげるから一旦やめてくんない?」

間違っては無いけど私も頑張って言葉選んでんの。


エヴリン「そうやって子供扱いしないで!」


え、まじで言ってると思ったの?

大当たりよ。


シャーロット「まぁとにかく、エナは本当に私たちのとこにいていいの?異世界人はイルメナスじゃかなり待遇がいいわよ」


エナ「私って結構ちっちゃなことにも縁を感じるタイプで、最初にみんなにあったんだからもちろん私はここでいいよ!」


口約束はしないけどその選択を後悔はさせないわ。


シャーロット「と決まったら、歓迎パーティー、と行きたいところだけど、今は炎国イルメナスに熱烈に歓迎されてるとこだからね」


エヴリン「その“熱烈な”歓迎パーティだけど、いつもと違ってあまり甘く見れないよ」


確かにいつもなら悪魔狩りが始まっても金を握らせれば何も起きなかったわ、補給線が絶たれたって事実自体がそもそも異常なのよ。


エヴリン「北東の街ベルヴィーニュ、つまり私たちが住む廃墟にイルメナス内で1番近い街、あそこに監獄ができたの。意味はわかるよね?」


「まぁでもやることはほとんど決まったようなものじゃない?」


シャーロット「明日その意向をファミリーのみんなに通すだけね。」


エナ「他の仲間ってこと?」


「そうね、あ、そういえばエナ、この茶髪で冷めた目してる子がエヴリンよ」


エナ「よろしく!」


エヴリン「なんなのその紹介、」


1967年2月11日


エナ「すっかり会議室だね!」


確かに長いテーブルとたくさんの椅子があるってだけでそれっぽくなるわね。


それに幹部って肩書きの人が、死人含めて2人足りないけど4人も集まれば尚更、まぁ私は総括だから首領のシャーロットの次に偉いけど。


エヴリン「ねぇニトもうちょっとそっち行ってくんない?」


ニト「エヴリン姉さんこそそんなスペース取らなくていいじゃないっすか?」


「こんなデッカいテーブルなんだからあんたたちもスペースくらい自分でなんとかしなさいよ」


エヴリン「はぁ、元はと言えばデルタ姉がふんぞり返ってテーブルに足乗っけてるからなんだけど」


年功序列よ、だから我慢しなさい、ニト。


ニト「まあいいっすよ、あ、Jさんじゃないっすか!てかその着けてるガスマスクみたいなの暑くないんすか?」


J「チャームポイントだからな、なかったら俺がただのおじさんになっちまうだろ」


「何がおじさんよ、あたしと同い歳じゃない?19でおっさん?よく言うわ。アイネと同じくらい歳とってから言うのね。」


ニト「…単純にデルタ姉さんがおばさんになりたくなかっただけじゃ、、、」


あんたの茶髪引っこ抜くわよ?


ニト「8歳しか変わらないでしょうに」


アイネと同じこと言うのね。


「8歳“も”よ!」


J「この会話の流れ、懐かしいな」


そうねあの時あんたもいたわね、その時はまだガスマスクを被ってなかったっけ?


シャーロット「まあまあ、」


セレーネ「ええ、私も8歳程あなたと離れてるみたいね。」


「へぇ、8歳しか離れてないんじゃん」


エナ「その2人の扱いの違いは!?」


歳は同じ27?で違うのは生きてるかと、髪の色?アイネが変な色でセレーネが紫みたいな色、ていうか知らないわよそんなの。


「とにかく!悪魔狩りの話よ!」


ニト「あ、露骨に話題ずらした」


セレーネ「ニト、私なら相手を考えてから言うわ」


何それそれじゃあまるで私が理不尽にキレそうな人みたいじゃ、、


シャーロット「コホン、、本日もファミリーの皆様がお変わりなくここに集まれたこと、首領として誠に、、」


エヴリン「ねぇその形式的なやつ言うのいったい何年ぶり?」


「静粛に、ファミリー“幹部”のエヴリン、“総括”である私デルタがこの会議を始めましょう」


ノってあげるわ、シャーロット。


セレーネ「まあとりあえず、話は聞いてるわ、私の意見は結構シンプルよ、補給ルートの変更、1番安全かつ安定した策よ」


エヴリン「なんで?」



セレーネ「イルメナスでは1年ほど前に革命があったの、そこで王は今のセラフィーナとやらになったわけだけど、内政を安定させるのに手一杯だったのか何故か1年全く悪魔狩りがなかったのよ、つまり、前例がないあの王の出方はまだ読めない、ハッキリ言って国にいる同朋、それも半数くらいを助けるのが今できる1番安定した最善よ」


安定した最善ってなによ?


エヴリン「そう」


「でも結局半数でも助けに国の中には行くって認識であってる?」


セレーネ「そうよ」


「なら帰り際にあたしが爆破アーツで嫌がらせをしてくるわ、異論はないわね?」


ニト「逆になんで異論が出ないと思ったんすか!?」


シャーロット「いやでもニト、皮肉言ってるだけに見えて結構理にかなってるわ、セラフィーナの出方によってはイルメナスがここに侵攻してくる可能性もある、ならその足がかりになるであろうあそこを燃やすのは、ほら?」


そうよそうよ、敵から見ればもうここを攻めるならあそこ以上にいい拠点はないのよ、ハッキリ言ってリスクは取れないわ。


セレーネ「ちょっと待って、それならさ、さっきセラフィーナの出方はハッキリ読めないって言ったけど、なんであの都市だけ悪魔狩りが先行したのか、そこに答えがあるんじゃない?案外簡単じゃない?」


仮定じゃなくて確定で攻めてくるって事ね、顔も知らないけどセラフィーナ、無性に腹が立つわ。


セレーネ「J、あの都市に部隊から何人か精鋭を連れて探りを入れて欲しいわ、みんな異論はないわね?」


「あたしは賛成よ。」


私はJの実力は信じてるわ。


エヴリン「異論は無いよ」


ニト「俺もないよ」


J「わかった。」


エナ「私これ空気になってない!?」


セレーネの話が難しいからだったりしない?


シャーロット「ならそれでいいのね?」


セレーネ「期限は1ヶ月よ、小地域が相手でも国は戦闘を始めるには3ヶ月かかる、つまり3ヶ月余裕はある、この1ヶ月で戦うにしろ情報は揃うはず、補給線の方は規定の通りに進めるわ」


3ヶ月の根拠は?、、ってのはさておき。


まあ私は確信してるわ。

セレーネの仮説は100正しい、アイネの言う変化の時は今日からだもの。あの日一緒にいたJも何となくそう思ってそうって感じ?ガスマスクで表情なんて見えないけど。

2話来てくれてありがとう、愛してる!

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