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彼女が夢見た異世界!  作者: テキサス
セラフィーナと愉快な仲間たち編
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10/11

10 会えて悲しい、地上最強

>>>ジャック 1967年2月14日


「俺がやれるのは3人、あと2人が命取りだ、この建物もじきに倒壊する、、」


オリバー「警官の兄さんよ、案外簡単じゃないかい?」


オリバー「俺たちが1人ずつやれば足りるんじゃあないか?」


「でも、あんたは、」


オリバー「見てみるんだ、あのヒョロいヤツらを、足が1本折れていようと、俺の筋肉が負けるはずがないだろう?」


ボブ「それにあんたは俺たちを守りながら戦う前提で考えてはいなかったか?」


そうか、2人がある程度敵を抑えられるとなれば、守りながら戦うという前提が無くなる、それに俺の車にはオリバーの傷を治せる調合ハーブもある。


なら答えは決まった。


「ありがとう、それで行こう」


腰を抜かしそうなことに俺たちが建物を出ていった直後に建物は崩壊した。


ヴェンデッタ構成員「警官だ!」


「ああ、そうだ!」


制圧は難しくなかった、予想外にもう一人合流してきたがその6人目も足を骨折しているオリバーがいつの間にか倒していた。


オリバー「やったな!」


「オリバー!調合ハーブだ!」


だが計画は成功し、他の生存者を探しに出ようと思ったその時、7人目が現れた。


ボブ「良かったな、オリバー!足のウェイトトレーニング、やらないとな」


オリバー「そうだな、」


?「今日は嫌な日だな」


「2人とも下がるんだ!」


ガスマスクを被った男、他のヴェンデッタ構成員とは圧倒的に雰囲気が違う。


「ガス!?」


まずいな、多分吸っちゃヤバいやつだ


「オリバー、ボブ、俺を置いて先にいけ!気にするな、後から追いつく!」


?「口を塞いだか、勘がいいんだな、」


「勘がいい、か?俺の国の王譲りかもな」


?「ジャック・ルーミス、水の国じゃまあまあ有名か?噂通りよく喋る」


「嬉しいな、俺の事を知ってるなんて、あんたの名前はなんて言うんだ」


喋って時間を稼ごうとしたが、これはまずいな、ガスを吸う上呼吸が乱れる、2人はもう遠くへ逃げられただろうか?


J「俺か?ジェームズだ、俺もこの国じゃ結構有名なんだ、神経毒のミスト、J、色んな呼び名がある、好きに呼んでくれ」


せいぜい先制攻撃を仕掛けたいな、


J「時間稼ぎはおわったか?ジャック?」


「まだだな、今からが本番だ」


弾倉に込められた銃の弾はもうかなり少ない、銃は強いが弾が無くなった瞬間ガラクタになり得ない、なるべく温存したい、だからこそ消防斧を拾ってきた。


だがそれを振り下ろそうとした時、相手も同じものを持っていた。


J「俺と同じものを使うなんて、フェアプレイの精神でもあるのか?」


「こっちのセリフだ」


なんでやつだ、俺が斧を降っても降った先を予測して防いでくる。


「お前に構ってる暇なんかない!」


とっておきの策がある、


「戦略的撤退だ」


J「やるじゃないか、逃げる、と見せかけてガスが充満していない地帯に戦場を移す、それでいて本当に逃げられそうな時は逃げる準備もしている、お前が持ち得る情報から出したいい判断だ」


「そうか?そりゃありがと、、」


体がフラッと、、


J「だが、神経毒についてはよく知らないだろ?知っていたとして、って部分もあるけどな」


やはり吸いすぎたか、


J「俺の固有スキルの効果もある、早く確実に効くんだ、素のスペックによる効き目の違いはかなりバラける、でもその対象に対してその毒がやれる最大の効能を迅速に引き出せる」


「く、口数が、多いんだな」


J「確かにおしゃべりは好きだな、」


Jはガスマスクを外した、ストレートの茶混じりの金髪、俺が抱いた印象と違うな。


J「なかなか“市民を守る警官”としては有能だな、目の前に敵がいても意識は常にあの二人へいっている、それでいて俺への対応も早い」


「褒めるのが、、好き、みたいだな」


J「お前の負けは確実だ、少しお前の未来のためにも話がしたい。付き合ってくれるか?」


未来だって?神経毒吸わせながらバカ言うな。


「あの世での生き方ガイドか?ありがたいな、」


J「そうか、それは良かった。俺の話だ、俺には姉がいてな、決して弱い人じゃなかったが病には勝てなかった」


重いな、


J「病を治すのは力じゃなく、まともな治療だ、そんなものは廃都市にはない、俺も強い、でも力じゃ病は治せなかった」


体に力が入らない、

あいつらは遠くに逃げられたのか?


J「俺は何も出来なかった、手がなければ物を拾えないように、俺には姉の病を治す“手”がなかった」


手立てが無かったってか?

ハッキリ言って気の毒だが、街を燃やしてるお前に同情するのは無理がある。


オリバーの骨はどうだろう、時間はかかるが調合ハーブを摂取した、今頃は歩ける程にはなっているか。


J「自分の実力で不可能なものっていうのは何をしたって不可能だ、たとえその差が100点中のたった1点でも不可能は不可能だ」



J「盗み聞きしてたが、お前には本当に市民全員を救う実力があるのか?力はあるのか?…もう意識が無くなったか、」



「実力があるかだって?」


J「?」


「警官に必要なのは敵を殺す力じゃない、根性だ!」


この手応え、決まったはずだ。


わざと喋る時に実際の状態より悪そうに喋った、神経毒が実際より良く効いてるように見せるためにな、お前は神経毒には効き目に個人差があると言った。


そしてこの時間全てをこの一撃のため、息を整えるために使った、この斧はお前の肩の骨まで恐らく貫通した、止血だけしてやる、全部が終わったら病院まではこ、、


意識が、、


身体だけだったはずが、、神経毒じゃ、ないのか?


でも大丈夫だ、恐らくこいつがヴェンデッタの総帥、こいつを倒したこの状況はいい。車までいって回復、オリバー達と合流する!


???「酷いやられようね、J!」


は?


???「あら、そっちも生きてたの?どうも、ヴェンデッタ総帥のデルタよ」


冗談じゃない。


ヴェンデッタ総帥・デルタ「アーツ“爆発”」


…あぁ、クソ。


ヴェンデッタ総帥・デルタ「J!とっとと起きなさい!あんたにも撃ち込むわよ!」



流石にもうだめか。


まぁでも仕方がないか、唯一の爆破アーツの使い手にやられたんだ、よく考えたら街のやられようを見ればわかる事だ、明らかに爆破アーツだ、そんなのを使えるのは1人しかいない。


ん、なんか走馬灯的な思考長くないか、


????「、、の兄さん」



????「警官の兄さん!」


「オリバー!」


オリバー「そう、俺だ!」


「足は大丈夫か?ボブも無事か?」


ボブ「ああ、」


「ここまで運んできてくれたのか?」


???「ああ、あの女が去った後にそのふたりがお前をこの地下道まで連れてきた」


意識がハッキリしている上、爆破の傷も治ってる!


???「その後偶然私に会って回復薬で治療できたわけだ」


「オリバー、ボブ、本当にありがとう、あなたはなんて呼べばいい?」


助けようとしていた市民たちに助けられるなんてな、本当にありがとう。


???「灯でいい」


中くらいの長さの明るい茶色の髪の毛で、名前は(ともり)、よし、覚えた。


「ありがとう。」


不可能はどこまで行っても不可能、か。

なら良かった、最初から俺の目的は可能だ。

最近静岡が英語にするとサイレントヒルって話が個人的に面白くて、なんでか分からないけど静岡って聞くと心躍る気がします。

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