11 ジェームズからの素敵な手紙
>>>デルタ宛の手紙 1967年2月13日
「イルメナスでこれから大規模なテロがある。“ヴェンデッタ”という“悪魔”による反乱組織が街を燃やす。だがその組織は不明な勢力が作った偽物だ、メンバーはこの街の公爵の私設軍35人およびに100名あまりのイルメナス国軍。
目的は恐らく俺たちがやったことにして、
1.廃都市に侵攻する言いがかりを作ること
2.国内の世論を傾けること
3.他国による援助の要求
だと俺は思ってる。
それをやりたそうな人は検討がつくな。
とりあえずデルタ、お前に直接頼みたい。
その“ヴェンデッタ”の総帥をやってもらいたい。
どう転んでも世論を動かすのは敵の方だ。それなら敵の策を最大限有効活用しようという考えだ。
俺は自ら放ったワイパーンから守ったり、公爵の私設軍35名を“悪魔”として突き出し私設軍の方は俺の部下と入れ替え、公爵にも取り入った。
俺がその計画は指揮することになる。
“帰り際に嫌がらせ”、だったか?
それをやってもらいたい」
>>>デルタ 1967年2月14日 夜
J「なんであいつに爆破アーツを撃ち込んだ?」
「は?何言ってんのよ、敵でしょ?」
J「殺すのは100人の軍人だけだ、市民には手を出したらもう言い訳出来ないだろ?」
「でもあんた殺されかけてたじゃない?」
J「まぁ確かにそうだな、でも今からでもあいつは助けた方がいい、使える、実力もある」
なによ、そんなこと言っても偉そうに説教した後に肩を骨ごと裂かれたの見てたわよ。
J「俺たちとしちゃあいつが頑張って市民を逃がしてくれればより軍事施設の破壊に専念できるだろ?」
じゃあなんであんたはその“大切な人材”兼市民を襲撃したわけ?結局説教垂れただけじゃない。
「治んの早いわね」
J「ん?ああ、お前の家から1番良い回復薬を借りてきてな」
「…」
落ち着くのよ、これは訓練、理不尽に怒るキャラみたいなのから脱するために、、
己を制す、、
、、
「アーツ“爆、”」
J「おいおい待ってくれ!考えてみるんだ、俺がそれ食らったらまた1本回復薬が無駄になるんだぞ?」
「チッ、仕方ないわね」
J「良かった良かった、、」
あ、そういえば
「J、何者かに通信を妨害されてるわ」
J「?」
「この都市と外じゃ連絡が通らないようになってるのよ」
J「お前が電波ケーブル的な大事なもん壊したから、とかじゃなくてか?」
否定、、できないわね?
J「まぁでも逆に好都合かもな、お前が負けるとは思えないが、この国にも1人だけやばいのがいる」
「フラグ?」
J「でもお前としちゃそういう展開の方が面白いんじゃないか?」
「そうね、詳細は?」
J「回復薬が無くても高速で無尽蔵に傷が治るらしいな」
そう。
「ところでどうする?暇で仕方ないわ、あんたと私もあの警官の真似事でもする?」
J「いやいや、まだカウントは33だ。俺とお前、あと公爵私設軍と入れ替えた俺の部下35人、ヴェンデッタ総勢37人で、残り67のうち最も多く稼げるのは誰か、勝負しないか?」
「ふっ、いいわよ、せいぜい爆破に巻き込まれてあんたが101人目にならないように気をつける事ね」
J「そうだな、でもあいつらは今も俺たち名義で意気揚々と市民を襲っているわけだ、早く片付けた方がいいな」
それにしても滑稽よ、何をしても責任を負うのは私たち、そう思って今も暴れてるのでしょうね。
実際は100人死地に送り込まれただけよ、イルメナス国軍北東支部。
特大の貧乏くじを引いたわね!
>>>ジャック 1967年2月14日 夜 ベルヴィーニュ地下道
灯「この街の現状が知りたい。」
オリバー「外の人かい?」
灯「あぁ、セレスティア所属だ。この街には案件の調査に来た。」
セレスティアは会社の名前だ、移動拠点を持っていて軍事力もある、多様な種族人種間の平和を実現するというCEOの思想が、、とかそんな感じの会社だったな。
「この街で“悪魔”と呼ばれて捕まえられてたりした人達がヴェンデッタという組織を作って反乱を起こした」
灯「自業自得じゃないか」
「限度はある、関係ない市民を巻き込んだらそれはもう虐殺だ」
灯「問おう警官、ここまで来て市民の死体を見たことがあるか?」
あまり長くいたわけじゃない、いて3時間だ、はっきり言って分からないが、確かに見てはいない。
灯「私が見たのはその“ヴェンデッタ”とやらの構成員と見られる死体ばかりだ」
援軍でもいるのか?いや、朝の時点で俺は軍人を1人も見てない、そんなおかしな話があるのか?何かがおかしい。
灯「さぁ、どうだろうな。私には分からない」
たとえ援軍がいたとして、援軍があの総帥に勝てるとは思えない、あれがついてる団体に果たしてそこまでの犠牲がでるものか?
灯「行動に移ろう、暫くは手伝おうじゃないか」
ありがたいな。
この地下道は確か、クロエが言ってた廃都市への秘密の通路、に繋がっているんだよな。
灯「もし地上から市民を連れていこうと言うならそれは無理だ、地上は何者かが街にファイアウォールを降ろした」
「それは一体なんなんだ?」
灯「通ると焼け死ぬ」
「物騒だな。」
なら尚更この地下道しかない。
「この先に抜け道がある、上から市民を地下に誘導しよう」
灯「いやダメだ、この道の先に、今回私が追っていた“案件”が“いる”、一般市民じゃエサになる」
先に片付けるしかないのか。
オリバー「この先って、地上で言うと公爵家じゃなかったか?」
ボブ「確かにそうだ」
灯「なるほどな」
「とりあえず戦闘になるってわけだな、1度警察署に戻って装備を整えたいところだが」
灯「実は私も装備を泊まったホテルの自室に忘れた。取りに行きたい」
その雰囲気で案外抜けてる感じなのか?
「2人はどうする?」
2人ともタフな男だ、守られるだけの人じゃない。
オリバー「そりゃ決まってるじゃないか?なぁボブ?」
ボブ「そうだな」
オリバー「俺たちはその間に他の市民を保護する!アイツらに遭遇しても1人2人なら楽勝だ」
全く頼もしい男達だ。
「ありがとう、頼りになる!」
ボブ「全部終わったら酒でも奢れよ!」
「いや、酒だけとは言わず、1食全部奢ろう!」
オリバー「それは楽しみだな!」
「あんたもどうだい?」
灯「ふっ、喜んで」
この戦いが終わったら、結婚するんすよ!
みたいになったのは本当にたまたまです。




