ep.60 水少納言先生への質問
今回は、水少納言への質問とそれに対しての回答を書いてみました。
水少納言先生への質問。
Q.先生の目標とする小説家は誰ですか?
A.三島由紀夫、小川洋子さん、宮下奈都さん、朝井リョウさん、はやみねかおるさん、です。
Q.ズバリ、読書家ですか?
A.いえ。全く。ただ、積読は多いので、それらを一冊ずつ、丹精を込めて読んでいます。平野啓一郎先生の推す「スローリーディング」を実践しています。『金閣寺』は半年かけて全部書写しました。
Q.目標とする賞は?
A.新潮新人賞、文學界新人賞です。
Q.小説を書くようになったきっかけは?
A.中二の時に初めて書いて、高二の時にも書いたんですが、それ以降書くこともなく、やはり皆さんが衝撃を受けた、綿矢りささん、金原ひとみさんが芥川賞を受賞したのをきっかけに自分でも書いてみようと思うようになりました。
Q.小説の教室に通ったりしましたか?
A.NHKのカルチャーセンターの、木下昌輝先生のクラスにはいました。
Q.本来は一番初めに聞くべきかもしれませんが、「水少納言」という筆名の由来は?
A.清原の少納言で清・少納言に倣って、本名が水がつくので、水少納言にしています。
Q.今、読んでいる本はありますか?
A.筒井康隆先生の『小説の極意と掟』ですね。これは参考になります。まだ半分も読めてないんですけどね。所々、齧り齧り読んでいるので、どれくらい読めたかわかりません。寝る前にちょこちょこっと読んでます。
Q.先生にとって、小説とは何ですか?
A.文字(言葉)は最高の贅沢だと思っています。例えば、「熟したバナナ」と書くだけでイメージがつきます。それを絵で表そうとすればかなり時間がかかります。文字は一発でイメージを植え付けられるので、そういった意味で文字は最高の贅沢だと。それらの贅沢な文字で埋め尽くされた小説というものは、最高の娯楽でもあるでしょう。
Q.先生のターゲット層は?
A.小説が苦手な人です。読むのが苦手な人でも読んでもらえるような、そんな小説家を目指しています。文学というよりは、物語、その中に比喩などのちょっとした装飾があって、笑いあり涙ありの喜怒哀楽に富んだ小説が書ければこれ幸いです。
Q.先生の小説の中には「宮下公一」という主人公がよく出てくるんですが、これは同一人物ですか?
A.いえ。単に本名とイニシャルが同じなので揃えているだけです。仮名なので、コンテストに出すときは変えて出します。
Q.著名な方の言葉などを拝借することなどはありますか?
A.それはありません。ただ、無名の人が残したいい言葉だな、というのは小説内で使ったりします。ep.51の『月見草』の中に出てくる「見逃し三振よりは空振り三振」という言葉は、テレビで誰かが言ってた言葉を借りました。
Q.デビューするとすれば、純文学ですか?
A.「純文学」って自分で言ってますが、それって「逃げ」なんですよね。ライトノベルとか、ミステリーなどのエンタメが書けないから、「純文学」と言ってるだけなので。ライトノベルを書く人の方が語彙も豊富ですし、知識も見識もあるし、世界観も面白いです。書け、と言われても僕には書けません。
Q.これまで出版したことば?
A.あるネット出版社の佳作に選ばれて、ネットで販売されたことはあります。が、商業デビューとは言えないでしょう。
Q.自分を動物に例えると?
A.うさぎかな。卯年生まれなんで。
Q.国語は得意でしたか?
A.はい。クラスで一番になったり、学年一位になったり。でも狭い公立の中学の中でだけなんで。外へ出れば微塵の自慢にもなりません。
Q.途中から「うんこ」をテーマとした話題が多くなりましたが、何故ですか?
A.ああ、あれは、訪問看護の池下さん(仮名)とふざけてて、池下さんにウケるようなネタを書いてたらあんなふうになったんです。どこが純文学なんだよ、と言われそうですが。せっかく書いたので消すのも何なんで置いてます。
Q.恋愛ものが多いですか?
A.そういうわけでもないですが、哲学的な物語も書いてます。でも、哲学っていうと難しいから、それも簡単に表現しています。
難しいことを難しく説明するのはダメで、難しいことを易しく伝えるのが表現者の勤めだと思っています。
Q.賞金をもらったら何に使いますか?
A.実は、賞金目当てはないんです。正賞の万年筆だったり、楯だったりが欲しいんです。賞金は貯金でもしますかね。少しは美味しいものをご褒美に食べるぐらいでしょう。
Q.お時間の都合上、最後の質問となりました。最後に、読者に伝えたいことを思う存分伝えてください。
A.いつもお読みいただきありがとうございます。今回はつまらなかったな、今回もつまらなかったな、またつまらなかったな、といつまでもつまらない作品ばかりで申し訳ございません。
ep.2の『わだかまる夏の雲』
ep.5の『蜜柑』
ep.7の『初キス』
あたりなんかは比較的よくできていると我ながら思います。
ep.15の「敬遠か勝負か」も昔の高校野球のルールですが、読み応えはあるかなと。
ep.22の『金閣』は生きることの意味を感じ取ることができるかと思います。
ep.29の『君へのメッセージ〜はるかなる想い〜』も締めくくりがいいかなと思います。
ep.33の『替え玉』は青春ものです。
ep.47の『大村さんの補聴器』はほっこりした物語です。
ep.59の『午前十時のエレベーター』は今通っているB型事業所の物語です。(了)
最後までお読みいただきありがとうございました。




